朝から気合いを入れて化粧する雇用保険審査官。家族が送り出してくれる。
「・・・頑張るのよ。」
「お姉ちゃん、行ってらっしゃい。」
「後の事は心配するな。お前は・・・俺の自慢の娘だ。」
「今日の御飯はなんですかねえ、静子さん。」
「おばあちゃん、こんな時に・・・。」(笑うところ)
「行ってきます。」
集合場所には既に上司と都道府県労働局長の姿が。厚生労働大臣の姿が無いことに気付く労働基準監督官。
「厚生労働大臣は・・・?」
「・・・あの人を、信じましょう。大臣としてではなく、一人の人間として。」
大臣待ちの3人の元に何処から聞きつけたのか、今までの出演者たちが応援に駆けつける。(最終回だからフルキャスト)ここで皆が今までの感謝の言葉と激励を送る。
「待たせたね。」
万を持して厚生労働大臣到着。
「行きますか。」
盛大な声援に送られ目の前の建物に向き合う4人。
「これを付けるのは、今日が最後かもしれないな・・・。」
感慨深げに言う大臣の視線の先には議員バッヂ。
「行きましょう!!」
4人は向かう。永田町1丁目7番地:国会議事堂へと・・・。
流れる主題歌(フルコーラス)。最終回までの全話ハイライト・シーン。曲が終わると警備員に呼び止められる。
「失礼ですがどちらに後用事・・貴方は、厚生労働大臣!・・・こちらの方々は?」
「総理大臣にお話があって来ました。」
そして4人の姿は国会議事堂の中へ消えていく・・・。 Fin