世の中には、OSSの、LGPLでライセンスされたTV会議ソフトウエアというものが存在する。これは、アーキテクチャ的には、他のOSSに大きく依存している。たとえば、Ubuntu, Tomcat6, Ngidx, ghostscript, OpenOffice.org, swftools, MySql, Astariskなどだ。このソフトウエア・プロジェクトの名前は、BigBlueButtonという。
実に、素晴らしいソフトウエアで、ローカライズもすごく頑張っている。インターフェースもクールだ。複数名の同時カンファレンスができる。開発者のブログによれば、193同時ユーザの会議をホストできたようだ。WebCamによるテレビ会議も20人までいけたようだ。 Asteriskを使っているのは、普通の電話からも会議に入れるように。この193同時ユーザの実験でも、45人は電話からはいったようだ。
さて、自分の利用を用意にするため、そしてみなさんの実験をするのを容易にできるよう、Amazon EC2にイメージを作ってみた。
AMI ID: ami-58b7c90a
Name: bbb-0.71-Ubuntu-10.04-64
Description: BigBlueButton 0.71 on Ubuntu 10.04LTS(64bit)
Owner: 457068382909
そして、その取り扱いを容易にするスクリプトも書いてみた。
ubuntuなどのAmazon EC2に対応したLinuxディストリビューションで
apt-get install ec2-api-tools
として必要なツールを導入し、
以下のスクリプトをbbb.shというファイル名で保存しているとすると、
./bbb.sh run
で、EC2上でUbuntu Linuxが起動し、
./bbb.sh status
として起動したことを確認したあとに
./bbb.sh start
とするとサーバが立ち上がり、必要なIP設定を自動でおこないます。
./bbb.sh login
とすると立ち上がったサーバにログインできて、
./bbb.sh stop
とすると終了するはず。
スクリプトは、適宜、Amazon EC2の登録情報を書き換えて欲しい。また、自分がオーナーではないイメージからの起動については実験していないので、うまく動かす方法をしっていたら、教えて欲しい。