養老孟司。旅する脳60、Jal機内誌skyward jan. 2008
病が気づかせた仕事への認識と代替可能な現実
組織で働く人には、自分の仕事に変な執着を持つ人が多いのではないか。仕事というのは"自分の仕事"と誤解している人が多い。やめようと考えれば、すぐに気がつくことだが、ほかの誰かが代わりにそのポストにつく。仕事というのは、その人のためにあるのではなく、世の中が立ち行くように、みんなで協力して動かして行くものだ。
略
公職は世間並に、普通にきっちり務めればいいのだ。ある意味ではイヤイヤやるべし。
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なんという格言ではないか。人にはできること、できないこと、できそうなことがある。ならば、なんだかできそうで、難しそうなことを"ある意味イヤイヤ"なんとか世間並にやって、一人一人が
少しずつストレッチできたら、そして、出来ることに固執しないで後から来るものに渡してしまったら、どんなにか"世の中が回るだろう"
彗眼である。
そして私は酔眼朦朧?悴眼?失礼。