2007年問題とNPO
おじさんパワーを発揮する
いつも熱い思いを語ってくれる吉岡さんがBLUE MLにまた思いを語ってくれた。
OSSも利用するという観点とOSSを開発するという観点と
いろいろあるかとは思いますが、個人的には昔から言って
いるように「OSSの開発で飯を食う」という方向へいけたら
いいなあと。そのような人材を育成するプログラムがますます充実すると
うれしいので、千葉さんや三浦さんの試みには非常に注目
しています。教材、カリキュラム等もバザール的にみなさんの知恵を拝借
しつつ開発されていったら面白いですね。
さらに続けて、おじさんパワーの話しが続く。
あと、おじさんパワーをあなどってはいけません。
これから、伝説のプログラマが定年をむかえ時間と
経験と知恵とパワーを持ったみなさんがOSSの世界に
来てくれたらおもしろいなあ。
これに対して、鋭い指摘をしてくれる池木さんがこう応じる。
プログラム分野に限らずおじさんの活躍が、増えているそうですね。
地域の人がNPOを立ち上げても大きくなってくると企業的管理手法を
知らないとまとめられなくなってきます。こんな時に定年になった
元、企業人が活躍しているそうです。ところで吉岡さんはおじさん
なんですか。永遠の青年と聞きましたが。
たしかに。吉岡さんの熱い言葉からは青年のような熱い思いを感じるのは私だけではないようだ。
ところで、確かにNPOの経営が今後の社会で重要になってくるという指摘は的を得ている。2007年問題に限らず市民社会において、官でも業でもない市民団体と、高度な知識を持ったテクノロジストが力を持つ民主社会形成は、21世紀の新しい形になると、P.Fドラッカーがネクスト・ソサエティの中で指摘している。
さらにドラッカーは、その専門である経営管理や経営戦略の手法をNPOに生かす方法論について著している。
非営利組織の成果重視マネジメント—NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」では、非営利組織をマネジメントする際に会社における場合と同様、成果を重視し、自己アセスメントが行われる組織を設計、運営することが重要だと説いている。NPOのマネジメント層は、企業の経営者であった人が行う場合も多いため、本書のような企業経営と対比した議論をしているリュートリアルは非常に有益だと考える。
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