Linuxの用語解説
今朝の日経新聞で、すごくまともな用語解説をしている。これまでオープンソースソフトウエアのことを、「無料ソフトウエア」「設計図が公開されているソフトウエア」などの表現で、なかなか微妙な感じであった。
今朝のオラクルの『「リナックス」販売で連合』の記事では、「リナックス」の用語解説として、以下の解説をしている。
1991年にフィンランドのリーナス・トーバルズ氏が開発した基本ソフト。誰でも自由に改変し無償で利用できる。世界中の開発者が改良に協力し、性能を高めた。ただ、権利関係を事前調査するそしきいがないため他社の特許を侵害しているリスクもある。2003年には米ソフト会社がリナックスで自社の特許を侵害されたとして米IBMなどを提訴した。
とある。
ちなみに、OSS iPediaでは、
パーソナルコンピュータ上で利用されるOSの1つで、UNIXがモデルとなっている。WebサーバーやDNSサーバーなど、インターネット/イントラネット用のサーバーOSとして広く使われるほか、ユーザー用のデスクトップ環境としても利用されている。また、現在はワークステーションや汎用機でも使われている。
狭義のLinuxはLinuxカーネル部分だけを指すが、一般には、Linuxカーネルを中心としたOS全体を指すことが多い。シェルやツール群の多くはGNUツール(GPLで配布されているツール)であることから、OSとしてのLinuxは「GNU/Linuxシステム」と呼ばれることがある。また、「Red Hat Linux」「Fedora Core」「Turbolinux」「Debian GNU/Linux」のように、プロジェクト名やディストリビューション名で呼ばれることも多い。
なお、“Linux”の読み方は決まっていない。Linuxカーネル開発者Linus氏は、「好きに読んでくれてかまわない。ただしボクの名前はリーナス」と述べている。本人の発音はwavファイルで公開されており、カタカナで表記すると“リーヌクス”に近い。
との説明である。今回は日経新聞にわかりやすさで軍配があがったようだ。OSS iPediaは表現を改善する必要があるかもしれない。
この記事へのトラックバック アドレス
トラックバック URL (右をクリックし、ショートカット/リンクをコピーして下さい)
モデレーション待ちのフィードバック
この投稿にはモデレーション待ちのフィードバックが 14 件あります....