2.6.7でセキュリティホールが
■ [Kernel]Linux KernelのBUG 
FPUに絡んだセキュリティホールについて、話題になっている。
たとえば、CNet Japanならば、Linuxカーネルの欠陥--と言った具合だ。
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20069266,00.htm
実際、これがどのように修正されたのか、調べて見よう。
1. BitKeeperを導入する。
http://www.bitkeeper.com/
で必要事項を記入して、ダウンロード、インストールする。
2. Linusのカーネルツリーを取得する。
bk clone http://linux.bkbits.net/linux-2.5 linus-2.5
3. 変更履歴をみる。
cd linus-2.5
bk changes
4. "/"を入力して、"FPU"と打ち込んで、コメントをFPUで検索
こんなのが、わかる
[email protected], 2004-06-12 19:12:31-07:00, [email protected]
Fix x86 "clear_cpu()" macro.
We need to clear all exceptions before synchronizing
with the FPU, since we aren't ready to handle a FP
exception here and we're getting rid of all FP state.
5. コードの変更を見てみる。
bk export -tpatch -r 1.1626.157.1
実は、1行だけの修正だったことがわかって、興味深い
asm volatile("fwait");をasm volatile("fnclex ; fwait");
の修正。
■ [Ubiquitous] Suicaと個人情報 
よしおかさん id:hyoshiok が、個人情報の話題を提供してくれた。
そう、目ざとく切符を買われたのを見つけたのはわたしだ。
Suicaを使うと個人情報がトラッキングされている話。
ユビキタス社会とか、RFIDの議論でも、似たような議論が展開されます。国道を車で運転していれば、カメラで監視されています。ナンバーもおさえられています。原宿の商店街で買い物をしていれば、ビデオシステムに記録されています。なのに、洋服にくっついているICタグはいやなのだそうです。
これって人の心理学の問題です。「た」で始まる言葉と「た」で終わる言葉どちらが多いか。なんて質問と同じこと。
自分の想像や理解の及ぶ範囲は嫌がるけど、もっと危険であっても目に見えないと、個人情報をさらしている。
事業者の個人情報保護は、もちろん大切だ。その一方で、さまざまな理由で、契約書へのサインなど明示的な了承なしに、トラッキングされているのも事実だ。
もしかしたら、会社からこの日記を見ているあなたの行動も記録されているのかもしれませんよ?
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