カーネル読書会
■ [YLUG]YLUGカーネル読書会
今日の読書会は、約50名集まっていただきありがとうございました。
過去の読書会でも、渋谷でやっていたころに匹敵する大人数でした。
今回の話題では、 id:wakatono さんに、Subversionの話をしてもらいました。運がよかったのは、Momonga プロジェクトの山崎さんがいらっしゃってて、いろいろ実際に使っている立場から、コメントをしてもらえたことだ。
今回の参加者の全てを覚えてはいないが、ずるずるっと書くと、槙さん、柴田(あ)さん、吉田さん、片瀬さん、山崎さん、gotomさん、ほりかわさん、よ。id:hyoshiok さん、くすのさん、竹中さん、中平さん、平松さん、奥山さん、山口さん、鎌田さん、渡辺さん、ゆきさん、なかまるさん、YLUG江戸川支部の大里さん、飯島さん、杉浦さん、佐久間さん、東陽町からいらした4名様、おがたさん、むらかみさん、かとうさん、yarnさん、Begi.netの宮原さん(http://Begi.net/)、高杉さん、宴会からtaroさん、杉田さん、まつおかさん、根津さん、小笠原さん ほかのみなさま、ありがとうございました。
■ [OSS]で、話したのは
id:wakatono さんに、Subversionのお話を依頼しました。直感的には、自分で挑戦して、挑戦記録的に使いかたを話すこともできたのですが、身近に詳しい人がいたことで、お願いしちゃいました。
こういったお話をお願いできるひとが、そこらへんで働いている、そういう環境で仕事ができることに感謝しなければなりません。
Subversionというのは、バージョン管理システムです。オープンソースソフトウエアの開発では、ソースコードの管理システムというのが、とても重要になってきます。一番使われているのは、CVSというシステムです。一方で、わたしはこれからは、ソフトウエアプロジェクトだけでなく、オフィスワークにおいても、バージョン管理システムが使われる、そういう時代になっていくと思っています。
そんなわけで、そのキラーソフトウエアとなるであろう、Subversionに注目しました。
とても重要なことですが、Subversionは単なるソフトウエアの管理システムを越えて、WebDAVというグローバルな情報共有の新しい四組の一部としても開発されていることです。
今回の講演でわかったのは、もともとSubversion自体は、Collabnet http://www.collab.net/ というソフトウエアの並行開発?のための仕掛けの一部として開発すべく、発案されたということ。
自分が、オフィスワークに注目したのとは、ちょっと違っていました。でも、いいのです。もともと考えた人が、考えもしなかった使いかたをすることで、広く普及することだってあるからです。
インターネットだって、論文を共有するためのWWWが、日記やBlogを書いて共有したり、オンラインショッピングしたりするのに使われているわけですから。
■ [Linux]わたしが紹介したのは。
わたしは、diffとpatchの話をしました。
オープンソースソフトウエアの発展普及にインターネットが重要な役割を果たしたことは、疑いようのないことですが、それ以前にそれ以上に重要な役割を果たした、文化を変えたソフトウエアがありました。それが、diffとpatchです。
ソフトウエアのソースコードに対する改良を低いコストで配布し、また受け取った改良を自分の持っているコピーに容易に適用できること。これ無くしては、オープンソースソフトウエアあるいはUNIXの発展は、ずっと遅々としたものであったに違いありません。
その一方で、Kernelなど大規模なソフトウエアプロジェクトにおける、最近のソフトウエア開発のスピードの早さ、あるいは並行開発されている並行度の高さといえば、想像を絶するものがあります。
そんななかで、最先端を追いかけ続けるだけでも、大変な労力を必要としてしまいます。
そんなときに、役立つツール(がすでにあったことを)を発見してしまいました。
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