感謝:Java OpenStreetMapエディター(JOSM)の翻訳ってたいへん
Posted by momokuri on 2009 6月 28 in OpenStreetMap, ソフトウエア
では、この翻訳作業、ただ面倒でとても辛いか、というとそうでもない。意外とこれが楽しい。他国の文化を知ることができる。
たとえば、Spikesというキーワードがでてくる。辞書を引けば、サッカーのシューズのようなものをイメージするだろう。でも、違うのだ。
ヒント情報に、
item ≤key key="barrier" value="bus_trap" />
とあるように、これはバリア類のバストラップと呼ばれる機構に関する属性なのだ。そもそも、バストラップとは何なのだろうか。私が知るバストラップに類する設備は、自然環境を保護すべき山岳地帯で、自動車の行き来がみとめられていなくて、電気バスに乗り換えなければならないような場所にある。たとえば、黒部ダムや、北海道札幌近郊の豊平峡ダムがその例である。
英語版のWikipediaによるとBus Trapとは、次の写真にあるようなものだ。
真ん中に穴が開いていて、普通の車で通ろうとすると、落っこちて動けなくなるよ、というまさに「わな」
こんなものが、他国にはあるのか、といった文化を学びながら、訳していくのである。ちなみに、この文脈で言えば、Spikesとは、車を止めるためのとげ、ということになるだろう。
類似の例には、"Cattle Grid"がある。(Wikipedia)
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