Debian Upgrade
Debian sargeからetchへアップデートを行ったところ、次のようなエラーでログインできんかったり、ターミナルがひらかなくなったりした。
/etc/gdm/Xsession: Beginning session setup...
Setting IM through im-switch for locale=ja_JP.
Start IM through /etc/X11/xinit/xinput.d/ja_JP linked to /etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf_atokx2.
PRNG is not seeded
このPRNG is not seededというエラーは、
/dev/urandom
/dev/random
のパーミッションが不正であったために発生。
どうように、ターミナルエミュレータが開けないのは、/dev/ptyのパーミッションが不正になったためだった。
実は、アップグレードしたときに、/etc/udev/permissions.rulesファイルを置き換えるか聞かれたはず。
今回、自前で設定をもっていたので、アップグレードしなかった。
udevシステムのファイル書式が変更になったために、発生していたのだった。
以前は、 KERNEL="misc", MODE="0666"
のような設定書式だったのが、代入と条件判断の書式を分離し、ACTION=="add", KERNEL=="misc", MODE="0666"
のようになったのだ。
そのほかにも
IM-switchの設定関係が増えている。
/etc/alternatives/xinput-ja_JP
/etc/alternatives/xinput-all_ALL
あたりでシステムデフォルトのIM関係環境変数の設定がされるようになった。
ちなみに、iiimfでATOKを使うには、
/etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf_atokx2
を準備し、xinput-ja_JPへとリンクされるようにすればよい。
XIM=htt
XIM_PROGRAM=/usr/bin/httx
XIM_ARGS="-if atokx2 -xim htt_xbe"
XIM_PROGRAM_XTRA=
GTK_IM_MODULE=iiim
QT_IM_MODULE=iiim
DEPENDS=atokx2
HTT_DISABLE_STATUS_WINDOW=t
HTT_GENERATES_KANAKEY=t
HTT_USES_LINUX_XKEYSYM=t
export HTT_DISABLE_STATUS_WINDOW
export HTT_GENERATES_KANAKEY
export HTT_USES_LINUX_XKEYSYM
のようにすればよい。