Posted by admin on 2006 8月 16 in Freesoftware and Open Source Software
Posted by admin on 2006 8月 10 in b2evolution
先日、実装したコメントキーによるTrackback SPAM撃退法のVer.2を実装。これでほぼ完璧になった。
前回の実装では、コメントキーは、素直に日付 yymmdd
になっていた。これはメインストリームに入れた場合には、SPAMMERは容易にkeyを推測可能であり、サイトを参照することなしに、Trackback SPAMの送出が可能になる。
そこで、各サイトごとに管理者の設定するsalt値を使うことと、記事ごとに異なるcomment keyを付与することで、外部からはcomment keyの推測が不可能になるよう改良した。この値は12時間ごとに切り替わる6文字とした。
Posted by momokuri on 2006 8月 04 in Freesoftware and Open Source Software
某所某プロジェクトでTracを使っている。ところで、認証は、httpのbasic認証をつかうのであるが、logoutしたときにbrowserにcredentialが残ってしまって、よくない。
実際、機能強化項目としてticketも登録されている。さらにその改良として、ログインフォームPluginがある。
試してみたい。
Posted by momokuri on 2006 7月 30 in b2evolution
Posted by momokuri on 2006 7月 30 in モブログ, b2evolution
b2evolutionには、blogs/htsrv/getmail.phpに、プリミティブなメールからのポスト機能があるが、
- 国際化されていない
- cronからwgetするなどして定期的な起動が必要
- 写真などのマルチメディアに未対応
と、非常に制限がきつかった。
また、
- PHPの基本機能である imapアクセス関数を使っていない
- PEARの機能も使っていない
というように、古いPHPでの自前実装をひきづっている。
そこで、大幅に実装を見直し、国際化されたprocmailからも起動可能なマルチメディア対応モブログ機能を開発した。
本機能を利用するためには、
- 3つのファイルの設置いれかえ
- blogs/conf/_advanced.phpの設定
が必要である。
Posted by momokuri on 2006 7月 30 in Freesoftware and Open Source Software
SpamAssassinはPerlによるSpam判定ソフトウエア実装で、クライアントでもサーバでも便利に使えるプログラムだ。
ライブラリとしても使えるので、いろんなソフトウエアに組み込むこともできる。
また、spamdというデーモンと、spamcというクライアントの実装もあるので、perlでなくても利用可能だ。
ところが唯一の弱点は、日本語の処理が弱いこと。欧米ではすでにSPAM撃退に活躍しているのだが、日本語スパムに対しては、うまくいかないことがある。
そこで、久保さんら日本SpamAssassinユーザ会では、その改善をはかってきたが、本日、課題をほぼクリアした実装が発表された。
すばらしい。
Posted by momokuri on 2006 7月 26 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
OLS DAY4は、日本での仕事のため、出られずに帰国。
基調講演ききたかったよー。
仕方ないので、NewsforgeやLWNの記事を読む。
Posted by momokuri on 2006 7月 26 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
OLS DAY3は、
- Automated detection of kernel regressions
- Efficient use of the page cache with 64K pages
- Reverse engineering USB drivers
- Shared page tables redux
- Extending RCU for realtime and embedded workloads
- the state of linux power management
- Reinitialization of devices after a kexec reboot BOF
- Deploy a real, Seamless IPV6 ready platform
にでた。
Posted by momokuri on 2006 7月 26 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
OLS2日目は、
- The need for async netowrk I/O
- OCFS2: the oracle clusterd file system
- FS-Cache: Network filesystem cacheing
- Linux on a laptop
に参加した。今思えば、Why userspace sucksに参加するんだった。
Posted by momokuri on 2006 7月 26 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
OLS初日は、最初の The kernel Reportのほか、
- Enable Docking Station
- Improving Tools to benefit multi-core CPUs
- Fully Automated Testing of the linux kernel
- Linux laptop battery life
- ondemand 2.0: a new and improved
- Power management bof
に出てみた。
後半は、Newsforgeの記者とかぶったようだ。
Posted by admin on 2006 7月 22 in Linux
Ottawa Linux Symposiumで立ち見、床座りの盛況だったのが、3日目の7月22日に行われた USB reverse engineeringのセッションだ。
まず、過去の技術について紹介された。 USBsnooperをたとえば、Windows OS上にインストールしてUSB Packetを取得する。dual bootなどでリブートを繰り返して解析する必要があった。
Posted by momokuri on 2006 7月 19 in Linux, Input Methods
Debian Upgrade
Debian sargeからetchへアップデートを行ったところ、次のようなエラーでログインできんかったり、ターミナルがひらかなくなったりした。
/etc/gdm/Xsession: Beginning session setup...
Setting IM through im-switch for locale=ja_JP.
Start IM through /etc/X11/xinit/xinput.d/ja_JP linked to /etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf_atokx2.
PRNG is not seeded
このPRNG is not seededというエラーは、
/dev/urandom
/dev/random
のパーミッションが不正であったために発生。
どうように、ターミナルエミュレータが開けないのは、/dev/ptyのパーミッションが不正になったためだった。
実は、アップグレードしたときに、/etc/udev/permissions.rulesファイルを置き換えるか聞かれたはず。
今回、自前で設定をもっていたので、アップグレードしなかった。
udevシステムのファイル書式が変更になったために、発生していたのだった。
以前は、 KERNEL="misc", MODE="0666"
のような設定書式だったのが、代入と条件判断の書式を分離し、ACTION=="add", KERNEL=="misc", MODE="0666"
のようになったのだ。
そのほかにも
IM-switchの設定関係が増えている。
/etc/alternatives/xinput-ja_JP
/etc/alternatives/xinput-all_ALL
あたりでシステムデフォルトのIM関係環境変数の設定がされるようになった。
ちなみに、iiimfでATOKを使うには、
/etc/X11/xinit/xinput.d/iiimf_atokx2
を準備し、xinput-ja_JPへとリンクされるようにすればよい。
XIM=htt
XIM_PROGRAM=/usr/bin/httx
XIM_ARGS="-if atokx2 -xim htt_xbe"
XIM_PROGRAM_XTRA=
GTK_IM_MODULE=iiim
QT_IM_MODULE=iiim
DEPENDS=atokx2
HTT_DISABLE_STATUS_WINDOW=t
HTT_GENERATES_KANAKEY=t
HTT_USES_LINUX_XKEYSYM=t
export HTT_DISABLE_STATUS_WINDOW
export HTT_GENERATES_KANAKEY
export HTT_USES_LINUX_XKEYSYM
のようにすればよい。
Posted by admin on 2006 7月 19 in b2evolution
以前、comment keyによるspam排除について書いた。
実際に、本blogのtrackbackに実装してみた。
本blogのトラックバックIDはとても長いと思う。それは、最初の6桁がgmdate("dmy")の値となっているから。
これがcomment keyになっている。日付をつかっているので、IDは毎日かわる。 検索エンジンが持って行くコンテンツでは、このIDがクロールした日あるいは、キャッシュを生成した日になる。trackbackのこの6桁とその時間のkeyを比較して、違う場合は受け取らない。
制限事項として、キャッシュをユーザに見せた場合、comment keyが異なる可能性があって、トラックバックを受け取れないことがあるということか。このキーは一日一回しか変わらないんで、毎日キャッシュを生成しなおせば、問題ない。
コードを改変してから8時間で、かなりの数のcomment spamを門前払いできているようだ。
これは、google やyahooの検索結果をつかって、trackback spamを送っていると云うことであり、google や yahooの結果と実際のtrackback IDが違うようにすることで、効果を十分に上げられるという証拠になっている。
変更点は、また明日に。
Posted by admin on 2006 7月 17 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, 旅行
8時間ほど前にオタワに到着。TRONTO-OTTAWAの車の旅は、6時間半くらいでした。
途中、(eventually)去年と全く同じレストランと全く同じKFC、ガススタンドに立ち寄りました。ただ、途中道を間違えたので、景色に変化があって、良かった。湖沼地帯であることがよくわかったし。
道中、草むらでおしっこしたら、ヤブ蚊におそわれました。わたしは早々に退散したら、隣にいたHさんを集団でおそったようです。
わたしは今回も、昨年と同じホテルNovotel Ottawa Hotelにしましたが、他の車をともにしたメンバーは、違うホテルへ。今回のホテルプランは、ネットから直接予約。朝食なしで$139+TAXです。
今回残念なのは、日本での仕事の都合で、最終日を見ないで帰国してしまうこと。OLSの基調講演や5人いる日本からの講演のうち二人の講演を見られないことでしょうか。
もっとも残念なのは、GPG Keysign Partyに出られないことかもしれません。
Posted by momokuri on 2006 7月 15 in b2evolution
本サイトでも活用しているSpamDeluxe機能を強化して、閾値以上のトラックバック・コメントが来た場合には、コメントを自動的にdeprecatedにフラグ付けし、スパムの可能性のあるドメインとして管理した上で、最近のコメント一覧への表示をしない、というロジックにしました。
エセキャプチャ機能、ポテンシャルスパマー自動検出機能、自動deprecate機能の組合せで、この1週間にくるコメントスパム・トラックバックスパム・abuseのうち、10件程度がすり抜けただけで、対処できました。
大垣さんのところでは2500件もきて、大変そうですが。
Posted by admin on 2006 7月 13 in b2evolution
antispam機能がメモリを圧迫する話の解決策。
これはとりあえずのdirty hackです。
b2evolutionの0.9.2に含まれているantispam listのフィルター機能をそれ以前のバージョンにバックポートするか、バージョン0.9.2に対して変更を加えることが前提だ。
admin/b2antispam.phpの550行目付近。
<?php list_antiSpam($filteron); ?>
を削除し、
Posted by momokuri on 2006 7月 13 in b2evolution
b2evolutionでspam排除機能のblacklist管理のところで、エラーになる。
Fatal error: Allowed memory size of nn bytes exhausted (tried to allocate n bytes) in ほにゃらら
こういうときは、phpの設定を変更する、以下のようなのを入れておくと
いいかもしれない。
/* Uncomment this line to attempt to use a higher memory limit */
ini_set("memory_limit", "12M");
でも、根本的にプログラムに問題がある、と考えた方がいい。メモリをそんなに使うのは、どうしてか。今回の場合は、すごく大きなblacklistのデータをSQLでカウントしているので、そこが怪しい。
Posted by momokuri on 2006 7月 10 in b2evolution
abuse撃退のために、日付に紐付けたmd5 hashをつかって、その日に表示したフォームから投稿されたかを判定するというもの。
なるほど。
これは、tDiary用だが、b2evolutionにも応用できそうだ。
Posted by momokuri on 2006 7月 09 in Linux
標記のカードをお譲りした柴田さんへの私信にちかいですが、
SiS 315 Pro cardのxorg.confのエントリ。
# Section for SiS card
Section "Device"
Identifier "sis"
Driver "sis"
VendorName "SiS"
BoardName "PA315PRO/E"
# Option "noaccel"
Option "HWcursor"
Option "MaxXFBMem" "12288"
Option "UseSSE" "yes"
Option "EnableSiSCtrl" "yes"
# [sisctrl] Set CRT1 on/off (Note: overrides auto-detection)
# Option "ForceCRT1" "on"
Option "CRT1Gamma" "on"
# sisctrl -sg
Option "GammaBrightness" "1.000 1.000 1.000"
Option "GammaPreBrightness" "1.000 1.000 1.000"
# [sisctrl] Xv (video overlay) related options
Option "XvDefaultContrast" "2"
Option "XvDefaultBrightness" "10"
Option "XvDefaultHue" "0"
Option "XvDefaultSaturation" "0"
Option "XvGamma" "off"
EndSection
ドライバは、Debianだと、 xserver-xorg-video-sisというパッケージによってダウンロード、インストールされる。
すでに、X.orgに統合されているので、サードバーティから引っ張ってくる必要はなくなっている。
Posted by momokuri on 2006 7月 09 in Linux
xglとcompizをdebian sidで導入するのは、それほど難しいことではない、らしい。
apt-line
を/etc/apt/sources.list
に追加。
deb http://www.prato.linux.it/~mnencia/debian xgl/
Posted by momokuri on 2006 7月 09 in Linux
以前、Google Earthが話題になったとき、疎外感があったものだ。なぜならば、Windows だけとか、WindowsとMacだけとか、サポートOSがプロプラエタリだったからだ。
しかし、いまでは、それも昔のこと。
Version4(beta)で、使えますよ。
最低必要要件は、
Minimum configuration
* Kernel: 2.4 or later
* glibc: 2.3.2 w/ NPTL or later
* XFree86-4.0 or x.org R6.7 or later
* CPU: Pentium 3, 500Mhz
* System Memory (RAM): 128MB
* Hard Disk: 400MB free space
* Network Speed: 128 Kbits/sec
* Screen: 1024x768, 16 bit color
* Tested and works on the following OSs:
Ubuntu 5.10
Suse 10.1
Fedora Core 5
Linspire 5.1
Gentoo 2006.0
Debian 3.1
Red Hat 9
だが、推奨となると、
Posted by momokuri on 2006 7月 03 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
赤松さんや平さんの話をききに、7月15日のLMSいってみようかなという気になってきた。
でも、その翌日に成田からオタワに行く計画なので、かなり躊躇。
同日札幌で開催されるオープンソースカンファレンス2006 北海道 を断念しているし。
たぶんさらに、東京LUGのテクニカルミーティングもこの日になりそう。
今月の小江戸LUGのミーティングは8日の予定。
Posted by momokuri on 2006 7月 02 in b2evolution
大垣さんとおしゃべりしたときに、えせキャプチャシステムについてのアイディアをいただいたので、早速(といっても、あれから一ヶ月くらいたっていますが)実装しました。
実装イメージは、本記事にコメントをするリンクを押してみてください。
Posted by momokuri on 2006 7月 02 in Freesoftware and Open Source Software
Ap Grid
ApGrid is a partnership for Grid computing in the Asia Pacific region.
というのがあった。日本からは、AISTなどが参加。
49 organizations from 14 countries
の参加だったそうだ。
そのなかで、いくつかのプロジェクトからOSS Lisenceで成果が公開されている。たとえば、
Ninf-Gとか、Gfarm ファイルシステムとかOpenSCEとか。
Posted by momokuri on 2006 7月 02 in Freesoftware and Open Source Software
3月に行われた、 FOSS Means Business, Thursday 16th March 2006 の紹介や、Alan Coxの写真が掲載されている、Digital South Yorkshire (d-SY) のFLOSS SIGのニュースレターを見付けた。
d-SYとは、 South Yorkshire 地域におけるcreative and digital businessesのネットワークと専門家のサポート組織なのだそうだ。
SIG のリーダは、 Bob Holland (Bradwell IT Solutions)、
What is the FLOSS SIG?
Digital South Yorkshire (d-SY) has introduced the first ever business led Free (Libre) and Open Source Software Special Interest Group to be known as FLOSS SIG to help put South Yorkshire at the cutting edge of software usage and availability.
という意欲的なグループである。
FOSS Means Business
Bruce Perens, Richard Stallmanをスピーカに迎え、3月にBelfastで開催されたカンファレンス。Linux Journalに詳細なreportが掲載されている。
なお、このサイト、Andreas Viklundによるデザインでなかなかかっこいい。
Posted by momokuri on 2006 6月 25 in Linux
KoedoLUG発表資料
Linuxで安全に無線LAN
無線LANを安全に使うには
54Mbpsで通信可能なIEEE 802.11gやIEEE 802.11aに対応したコンシューマ向けルータを購入すると、セキュリティの設定の項目として、WEPとWPAを選択できるようになっている。2006年、現在では公衆無線LANサービスでよく使われている、11Mbpsの通信速度を持つ802.11bの時代に規定されたWEP(Wire Equal Privacy)という規格は、通信速度の向上や計算速度の向上などのよって、すでにその気になればだれでも容易にのぞき見できるという意味で、安全ではなくなっている、というのが常識だ。
そこで、WPA/WPA2というIEEE 802.11iにより規定された新しい規格が登場する。コンシューマ向けには、TKIPとAESという2つの規格がある。TKIPとはWEPをその下層通信手段として利用するものの、一定時間ごとに秘密鍵を変更・交換することで、盗聴のリスクを下げようというものだ。AESとは、次世代暗号化の標準規格のことで、現在では推奨される設定だ。マニュアル類やルータの箱には、WPA(TKIP), WPA-PSK, WPA-PSK(AES), WPA2などと標記されているはず。確認してみよう。
必要なもの
- ハードウエア
- 無線LANカード - CardBUSかPCIのもの、内蔵が推奨。USB接続はうまく利用できないでしょう。
- ソフトウエア
- kernel ドライバ
-
Atheros の場合はmadwifi
-
Intelの場合 ipw2100/ipw2200
-
prism54 ドライバなど
-
wireless-tools
-
iwconfig, iwlistなどのコマンド群 -WEPだけだったらこれだけで十分。でも、WEPはお勧めしません。
-
WPA supplicant - WEP/WPA/WPA2などのセキュリティをサポートする常時起動のデーモンとクライアント
-
Network Manager - いま注目のWPAにも対応可能なGUI。
Posted by momokuri on 2006 6月 22 in Freesoftware and Open Source Software
へい、集合写真の怪しい顔の一人です。:)
日経BPのITProに設置されたOSSセンター談話室に、まだ記事を書いていませんが、もうそろそろ順番が回ってきそうです。
Posted by momokuri on 2006 6月 22 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, 旅行
今年も、オタワで開かれる、Ottawa Linux Symposiumへ参加することになった。久々の海外出張である。
昨年もシンポジウムに参加し、オタワに行ったのだが、このときの旅程では、ANAエコノミークラスを使って、成田空港ーニューヨーク(JFK)と移動し、ニューヨークでラ・ガーディア(LGA)空港へ陸路移動、そのままAir Canadaでトロント(YYZ)に入るという計画だった。
このときの、ANA国際線エコノミークラスには、プレミアム・エコノミーの設定があり、当時海外出張が多く、ANAのマイレージプログラムのプラチナメンバーに認定されていたので、自動的にこのプレミアム・エコノミーにアップグレードしてもらえたのだった。このプレミアム・エコノミーは、シートの感じはスーパーシートプレミアムとまでは行かないまでも、昔のビジネスクラスくらいのシートにはなる。
そしてトロントからは、レンタカーを借りて、オタワに入ったのだった。
そのときの自分のブログによると、
WebからのANAの通常の予約だとワシントンDC経由がでてくるが、ワシントンは古い機材であり、New Yorkが5/12より新しいB777になったということ。よし、NYに経由地は決定だ。
ちなみに一般人の自腹なので、もちろんエコノミーで行くのだが、新しい機材の方が何かと体に優しいのだ。
Posted by momokuri on 2006 6月 19 in Freesoftware and Open Source Software, 生活
1月から5月くらいまで、まったく更新頻度が下がっていました。
何があったかというと、仕事が変わりました。
12月までは、NTTデータ先端技術(株)という会社から給料をもらっていたのですが、1月からは(株)NTTデータが給料をだすことになって、(独)情報処理推進機構(略称IPA)と兼務することになったのです。
ということで現在の正式な所属は(株)NTTデータ 基盤システム事業本部オープンソース開発センター と、(独)情報処理推進機構 オープンソースソフトウエア・センター になりました。
Posted by momokuri on 2006 6月 19 in Freesoftware and Open Source Software
また、浦島太郎ですが、Mozilla CalendarプロジェクトのLightening バージョン0.1が先月リリースされていました。
Mozilla Thunderbirdと統合されて、つかいやすいカレンダーアプリケーションになっています。
開発状況は、BLOGを見るのがよいようです。
これとは別に、zimbraも気になります。
Posted by momokuri on 2006 6月 15 in b2evolution
本ブログサイトでも使っているb2evolutionの新バージョンがリリースされた。このリリースで、0.9系のリリースは最後となり、バグフィックスも入らない予定。今後は、次のメジャーバージョン1.8 "Phoenix"がリリースし、メンテナンスされていくことになる。
Posted by momokuri on 2006 6月 14 in Freesoftware and Open Source Software
なるほど、「EFI推進中のIntelが16bit BIOS依存の仕様を決めるのは、言動不一致」という指摘でしたか。わたしの理解は、SMI経由の仕様は一時的移行のためのものです。
ACPIのオブジェクトで定義すべきものだったが、市場競争上、ACPIの規格がupdateするまで待てない、ということだったとおもいます。
だから、当時の機種以外でのSMIの仕様利用は、推奨されていないと理解しています。MicrosoftのWindows XPの解説にもチップセットが440BXのとき以外はACPIをつかえと記載されています。
というわけで、EFIのときにSMI経由のSpeedstepは考えない、というのでいいんではないかとおもいます。440BX/MXチップセットでSpeedStepサポートなハードをEFI搭載で作るような奇特なメーカが現れると困りますが、まずないとおもいます。
Posted by momokuri on 2006 6月 09 in Linux
SMM BIOSはOSから明示的に制御できない
私のブログに検索エンジンで、"SMM BIOS Driver"で訪問くださった方がいる。SMMをDriverで直接制御するというのは、基本的にはない。Intel SpeedStepの昔のインターフェースのように、I/O命令をトラップしてSMMに入ると言うことになる。これをSMIと表現している。Dellの Inspiron 8000のドライバでは、そのような処理をおこなっている。
現在的なインターフェースであれば、ACPI BIOSでSMM/SMIへのインターフェースを記述して、ACPI のAML(ACPI Machine Language)解釈実行にともなって、ACPIのI/O命令などをドライバで実施し、その結果としてSMMに入るということである。興味のある方は、ACPIの仕様書を見られるといいだろう。http://acpi.info/
また、自分の所有するマシンのAMLをiASLを用いてディスアセンブルして、読んでみるものよい勉強になるだろう。iaslはインテルから提供されている。
EFIの時代になると、このあたりはどうなるんだろう?WikiPediaによればACPIの仕様をEFIは取り込んでいると言うことだ。ま、当然というか。SpeedStepのようなCPUの速度制御方法だってACPI経由でコントロールできるはずだ。
Posted by momokuri on 2006 6月 07 in Linux
Gnome Network Manager
Ashieさんのご紹介で、NetworkManagerみてみた。
なかなかsophisticated作りで共通バスであるd-busで制御可能になっている。
WPA Supplicant
WPA Supplicantのほうも、進化している。ベータ版では、GUIが追加された。wpa_supplicantはdaemonとして動作しているときに、UNIX domain socket経由でwpa_cliやwpa_guiで制御可能だ。
特筆すべきは、version0.4.8で、ifupdownと統合されたことだ。これにより、/etc/network/interfacesに書いておき、たとえばifup eth1とするだけで、WPA(やWPA2やIEEE80211i)によるwireless接続を有効にできる。
今後のEnhanceとしては、wpa_supplicantのd-bus対応を希望したい。そうすると、先のNetworkManagerからさらに効率的に制御できるようになる。
Posted by momokuri on 2006 6月 07 in Linux
Okujiさんのblogで、Speedstep with EFIに言及されている。
Linuxは、SpeedStepを利用する場合、 IST BIOSがいくらか情報をくれることを前提としています。一応パラメータで陽に指定するという方法もあるんですが、ちっとも優しくない手段なので、デバッグ以外ではあんまり使いたくないですよね。それで、EFIでは一体どうするんだろうか、と。
LinuxのSpeedStep実装は3種類合って、EFIの時代のチップセット・CPUでは、EFIに依存しない制御ができるとおもう。具体的は、3種類の実装というのは以下のようになる。
Centrino以前(IST)のドライバ
- IST BIOS(SMI/SMM BIOS)による制御に依存したドライバ speedstep-smi
- ICH チップセットのGPIOラインにつながっている制御線をたたくリバースエンジニアリングベースのドライバ speedstep-ich
Centrino以降(Enhanced IST)のドライバ
- CPUのMSRによる制御をおこなうドライバ speedstep-centrino
EFI搭載の装置のIntel CPUであれば、3番目のMSRによる制御が可能なCPUとチップセットが搭載されているはずだとおもう。3番目の方法でも、ACPIが情報をくれればaviable frequency tableの取得につかうようになっている。
ドライバが使っているMSRはERF_CTL
,MSR_IA32_PERF_STATUS
,MSR_IA32_MISC_ENABLE
である。これはBIOSに情報をもらえなくても、CPUモデルをチェックしてサポートしているかどうかを見れば、制御できる。MSR_IA32_PERF_CTL
を使えば、利用可能な周波数をretrieveする方法がある。MSR_IA32_MISC_ENABLE
でESTを有効にできる。
Posted by admin on 2006 6月 06 in Linux
Intel Centrinoのワイヤレスドライバは、IPW2200をつかうが、最近のバージョンに上げたところ、wpa_supplicantからうまく扱えない。
ioctl[IPW_IOCTL_WPA_SUPPLICANT]:command not found
というのがでる。
おかしいと思ったら、IPWドライバは、そのインタフェースをIPW独自から、Wireless Extentionに切り替えたのだ。Wireless ExtensionのV18からは、WPAがサポートされているので独自やめたということだろう。
ところでIPW2200におけるWireless Extension v18サポートは、kernel 2.6.14以降であるのでご注意を。
各ディストリビューションのGUIも、無線LANをサポートしているが、設定可能項目がWEPのみのサポートにとどまっているのが残念だ。これでは、ユーザに利用させるのがためらわれる。
Posted by momokuri on 2006 5月 21 in b2evolution
AntiSpam NEO Deluxe
b2evolutionは、本サイトを構築するために利用しているブログエンジンですが、昨今のSPAMの多さに閉口して、改良を加えてみました。
AntiSpam Deluxeで紹介されているパッチを、昨年末に最新の安定版に移植したのですが、さらに基本のAntiSPAM機能と統合して、操作性をあげてみました。
このAntiSpam Deluxeの基本思想について紹介します。blacklist一本ではなくて、blacklist, whitelist, potential spam listの3本で管理します。リファラやコメントがあったときに、blacklist, whitelistと比較します。ヒットすれば拒否か、承認となります。どちらでもないときには、Potential リストに登録します。
適時、管理者がAntiSpam機能を利用したときに、Potentialリストをチェックして、white/blackの色分けをする、というわけです。
自動kick機能もあって、管理者がwhiteに振り分ける前に、事前に設定したカウントだけアクセスやコメントがあった場合には、そのURLを自動的にblacklistに登録する、という機能もあります。
b2evolutionは、本サイトを構築するために利用しているブログエンジンですが、昨今のSPAMの多さに閉口して、改良を加えてみました。
AntiSpam Deluxeで紹介されているパッチを、昨年末に最新の安定版に移植したのですが、さらに基本のAntiSPAM機能と統合して、操作性をあげてみました。
このAntiSpam Deluxeの基本思想について紹介します。blacklist一本ではなくて、blacklist, whitelist, potential spam listの3本で管理します。リファラやコメントがあったときに、blacklist, whitelistと比較します。ヒットすれば拒否か、承認となります。どちらでもないときには、Potential リストに登録します。
適時、管理者がAntiSpam機能を利用したときに、Potentialリストをチェックして、white/blackの色分けをする、というわけです。
自動kick機能もあって、管理者がwhiteに振り分ける前に、事前に設定したカウントだけアクセスやコメントがあった場合には、そのURLを自動的にblacklistに登録する、という機能もあります。
Posted by momokuri on 2006 5月 18 in b2evolution
本ブログで採用しているblogエンジンのb2evolutionだが、POP3からメールを取得して、記事投稿ができるというインターフェースがついている。
そこで、試してみたら、うーん。latinではうまくいくが、日本語は文字コードの処理が全くされておらず、うまくいかない。
かなり直すところがありそうだ。
また、写真などを貼付してのブログがはやっているが、コードを見たところ、そんな機能もない。
Posted by momokuri on 2006 5月 18 in Linux
カーネルを更新して、2.6.16.16にした。うっかり、カーネル設定でCONFIG_VM86をオフにした。これは16ビットの8086モードでBIOSなどにアクセスするときに必要なサポートだ。
ThinkPad G41にように、Intelの855GM, i915GMなどのビデオチップ上で、X.orgを動かすときは、VESA BIOS経由でビデオモードを設定する都合で、この設定が必要だ。
でないと、Xorg.0.logにunknown type(0xffffffff)=0xff という風にでる。
ついでに、カーネルにintelfbを組み込んで、kernel option として vga=0x343を追加した。
これで、コンソールでも1400x1050が使えるはず。
#あ, しもた。カーネルのconsoleサポートを入れるの忘れた。
intelfbは、内蔵LCDで表示する場合は、モジュールにできない。カーネルに組み込む必要がある。
Posted by momokuri on 2006 5月 11 in Freesoftware and Open Source Software
HRK blogでいい言葉を見つけた。
Work smarter, not harder.
私もこんな風に働きたいですね。いつも先取りして段取れば、そんな風に
働ける気がするのですが、いつも締め切りに追われてしまいます。
ドイツ人の誰に聞いても「そんなに遅くまで働いても意味がない」といいます。
私もかなりのところで同感なのですが、この彼我の違いはなんなんでしょう。
われわれ日本人のほうがよい仕事をしているか、といえばそうでもなく、結構とんとんの勝負をしてたりします。
そのうえ、彼らは家庭を大事にして(ふつうの時間に)団らんがあるとしたら、総合点で勝負あり、という訳なのでしょうか。
日本的な仕事観だとすれば、次のようなのはどうでしょう。
2005/09/08の私のブログから
真剣だと知恵がでる。
中途半端だと愚痴がでる。
いい加減だと言い訳ばかり。
さあ、では私も帰ろう。
Posted by momokuri on 2006 5月 06 in b2evolution
b2evolution 0.9.1で、infoseek.co.jpやsearch.goo.ne.jpから飛んでくるリファラーの場合、検索キーワードをうまく抽出できない。統計情報を管理ページから参照したときに、検索キーワードが見付からない、という警告が出る。
そこで、b2evolutionの、'blogs/b2evocore/_functions_hitlogs.php'の488行付近を以下のようにすると、これに対応できる。
if( $param_parts[0] == 'q' or $param_parts[0] == 'query' or $param_parts[0] == 'p' or $param_parts[0] == 'kw' or $param_parts[0] == 'qs' or $param_parts[0] == 'MT' or $param_parts[0] == 'qt')
これだけ。追加したのは、MTとqtの2つのキーワード。
Posted by admin on 2006 1月 31 in Freesoftware and Open Source Software
NTTグループのオープンソースの人が、「DIPSアゲイン」とブログで言っている。
コンピュータの黎明期に垂直統合の時代があり、これは次第に専門企業による水平分業ビジネスの時代がやってきた。マイクロソフトもオラクルもその時代の寵児である。しかし、その時代が揺らいでいるのだという。
個々のモジュールで勝者が決まって技術的優位による支配が始まり、その結果、他のモジュール領域への展開を目指して活発なM&Aが起き、それによりさらに、利益を生む独占支配が強まるという循環により、新たな垂直統合に向かって時代が流れ始めたのである。この転換点の今こそ、日本のコンピュータソフトウェア業界が起死回生を図るチャンスが巡ってきたのである。ただ、この新しい時代においては、ソフトウェアをゼロから作っていくということは時間が許さない。
幸いなことに現在、OS、DBMSなどの基盤ソフトウェアからCRMやBIなどの業務アプリケーションソフトに至るまで、あらゆるモジュールに関して何がしかのOSSが存在する。
だからこそ、OSSと「日本発の基盤ソフトウエア」は現実味があるのだと力説する。
本当か?という気がしないではないが、自動車を筆頭に、日本が得意とされる垂直統合が現実のものであれば、彼のいうことも現実になるかもしれない。
Posted by momokuri on 2006 1月 09 in Freesoftware and Open Source Software
SSLの認証
WebサイトやメールでSSLをサポートしたいとき、どうしているだろうか?オレオレ証明書をつくってないだろうか。
まて、個人で利用していて、ドメイン名の証明だけされればいいのだったら、CAcertを使おう。Web of Trust(PGPの信頼モデル)を利用した認証局だ。え、商用の認証局じゃないとだめじゃないのか?OSSを使っている人は、Web of Trustの有効性がわかるはず。商用だってダメなときはダメなのだから。
ただ、まだFirefoxにもInternet Explorerにも標準ではCAcertのルート証明書は入っていない。どういうポリシーであのデフォルトで含めるルート証明書を決めているのか、なぞである。
Posted by admin on 2006 1月 07 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
Debianを使っていて、たとえばThunderbirdでメールを読んでいて、URLをクリックしたときのデフォルトのブラウザを、Firefoxにしたいと思うとする。
しかしながら、Mozilla SuiteとFirefoxの両方をインストールしてた場合、Mozilla Suiteのほうが立ち上がってくるだろう。そのとき、
# update-alternatives --display x-www-browser
...
# ~$ sudo update-alternatives --config x-www-browserThere are 2 alternatives which provide `x-www-browser'.
Selection Alternative
-----------------------------------------------
*+ 1 /usr/bin/mozilla
2 /usr/bin/firefoxPress enter to keep the default[*], or type selection number:
というようにして、切替えることができる。
Posted by admin on 2005 12月 19 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
This is cool tool that integrates normal Gnome desktop with SVN-client!
会社で利用しているデスクトップをほぼ完全にDebian GNU/Linuxに移行できたので、次はあらゆる仕事のSubversionによる管理に取り組み始めた。
Subversionの導入を始め、Apache2のmod_davやmod_dav_svnによるWebDAV/SVN対応、Tracによるトラブルチケットを使った業務管理などを準備中。
そんな折、NautilusでSVN利用というNautilusのscriptによる拡張を発見。なかなか、使い勝手が良さそうだ。
自動バージョン化によるWebDAV利用でもよいが、せっかくDebian GNU/Linux 環境なのだし、フル機能を使いたいではないか。
Posted by admin on 2005 12月 04 in b2evolution
コメントやトラックバックへのスパムが、現実にどうなのか、最近のコメントを管理画面から見たいことが多々あった。
これは_menutop.phpを直せばいいのかな。
ということで、ちょっと作業。トップに、
スタイル: V·D·L • ログアウト • ブログに抜ける
とあるのを
スタイル: V·D·L • ログアウト • 最近のコメント • ブログに抜ける
とするだけ。
admin/_menutop.phpの171行目付近に
•
<a href="<?php echo $htsrv_url ?>/login.php?action=logout"><?php echo T_('Logout') ?></a>
•
<a href="<?php echo $baseurl ?>/index.php?disp=comments"><?php echo T_('Last comments') ?></a>
•
<a href="<?php echo $baseurl ?>"><?php echo T_('Exit to blogs') ?> <img src="img/close.gif" width="14" height="14" class="top" alt="" title="<?php echo T_('Exit to blogs') ?>" /></a><br />
</div>
こんな感じの変更で良いはずです。
パッチファイルは、この変更のパッチのリンクから取得できます。
Posted by admin on 2005 12月 04 in Freesoftware and Open Source Software, b2evolution
Search Engine向けには、mod_rewriteを使って、generateした静的なページに誘導するようにしています。
しかしながら、b2evolutionでは、最新ページだけキャッシュするようになっていて、過去のコンテンツはgenerateするように設計されています。
大垣さんは、つぎのように指摘しています。
例えば、あるロボットは3000年のエントリくらいまで検索していってくれます。当然役立つ情報はなく「申し訳ありません。表示する投稿がありません...」と表示されるだけです。アクセス統計情報、SEO的にも問題ではないかと思います。
データベースと連動したサイトを構築する場合にはロボットによる無限検索のリスクを考えないとならないです。データベースにも検索エンジンにも優しいカレンダーナビゲーションにするにはデータベースに新たなエントリ追加があった場合にナビゲーション用データをキャッシュする仕組みにすると良いと思います。
ご指摘のようにするには、最新、つまりトップURLだけでなく、日付ごとに過去のコンテンツについても静的ファイルを生成するような仕掛け作りが必要です。
静的ファイルを生成するタイミングは、コンテンツの新規作成・変更のタイミングか、バッチ処理によって、日次などの処理が必要です。
一つ困るのは、もっているIDによって、見えるコンテンツを切り替えるようなb2evolutionのような作りでは、静的ページは、なにか一つのIDで代表させるほか方法がないことです。また、どこまでのバリエーションを静的に見せるか、という工夫も必要です。
妥当な範囲としては、
- カレンダーからは未来へのリンクを削除しておく。
- カテゴリごとに最新コンテンツの静的ページを作成しておく。
- 最新コンテンツからは、当月コンテンツの静的ページを参照させるが、それ以上はすべて動的ページ生成でOKとする。
くらいになるのでしょうか。
tDiaryでは、サーチエンジン対策として、日付ごとの静的ファイルへの誘導も容易にできるようです。
Posted by admin on 2005 12月 04 in Freesoftware and Open Source Software, b2evolution
久々に、Atom Validatorのクリックをしてみたら、Atom 0.3はObsoleteになってAtom 1.0になったとある。
学習ついでにMoving from Atom 0.3 to 1.0をみて、ちょっと手直ししてみた。ものの1時間ほどで違いを理解して、変更できた。
ふと、b2evolutionのforumを見てみたら、、、すでにCVSのリポジトリ上では対応したあとだった。(^^;;
ま、Atomを理解できたと言うことでよしとしよう。
わたしのパッチもダウンロードできる。ぱっと見たところ、直し方は全く同じだとおもうので、Forumでもパッチでも好きな方を使うと良いと思う。
また、B2evolutionのVersion.1.6(alpha) PhoenixでもすでにAtom1.0対応が入っている。
Posted by admin on 2005 12月 03 in Freesoftware and Open Source Software, b2evolution
AntiSpamDeluxeとは、このサイトで使っているBlogソフト b2evolutionのAntiSpam機能を強化するハックである。
オリジナルの対応バージョンは、0.9.0.11であったので、これを現行安定版の0.9.1に移植強化してみました。
日本語環境でこれを使ってみたい方は、大垣さんのblogを参照して、日本語対応パッチを当てるのを忘れないようにしましょう。
導入をするためには、次の作業を行います。
1. これから変更するファイルのバックアップをとります。
conf/_advanced.php
b2evocore/_functions_antispam.php
b2evocore/_functions_hitlog.php
admin/_menutop.php
2. データベースに追加のテーブルを作成します。
接頭辞のevoは各自の設定にあわせ変更します。(デフォルトはevoです)
create table evo_potential (ID integer(4) auto_increment,theUrl varchar(250),primary key(ID));
create table evo_authorised (ID integer(4) auto_increment,theUrl varchar(250),logvisits char(1),primary key(ID));
3. パッチを当てます。
AntiSpamDeluxe patchをダウンロードし、以下のコマンドでコードの変更をします。
$ cd b2evolution
$ zcat antispamdeluxe.diff.gz|patch -p1
4 管理画面
管理画面を開くと、"Deluxe Antispam"というタブがあり、これを開くと、5つの設定項目、Potential Spammerの表、Authorisedの表が見えます。
4.1 設定項目
(1) Enable - 本拡張を有効にします。デフォルトは無効です。無効でも従来のAntispam機能はそのまま有効です。
(2) Auto Clean - Threashold条件を満たしたコメントを自動的にはじきます。
(3) Check Comment - コメント欄に埋め込まれたURLやトラックバック元のURLを、既存のコメントに含まれているかもチェックします。
(4) Threashold - 同じURLがこの設定回数をこえてトラックバックやコメントで送られてきた場合に、SPAMと判定します。
(5) Auto Report - 拒否(Ban)するときに、b2evolutionの中央ブラックリストに報告を自動的に行います。
4.2 Potential Spammer表
この表には、Authorisedの掲載されておらず、spam排除のブラックリストにもない、もしかしたらSpamのコメントやトラックバックのURLの一覧です。
"ban"をチェックすることで排除できます。"Auth"をチェックすることで、次に説明するAuthorized表に追加されます。
4.3 Authorized 表
Spamではないと認定されたURLが入っています。4.2のPotential表でチェックすることでここに入ります。
5. 設定
まず、Enableをチェックし、Threasholdに5を入れて、Update Recordsボタンをクリックします。「ブログに抜ける」をクリックして、また管理画面に戻ってきてみてください。
自分のドメインが、Potential Spammers表に追加されていることが分かると思います。
続いて、"auth"にチェックして、updateしてみましょう。今度は、Authrised表に移動したはずです。
同様に、いくつか他のサイトで自分のブログにリンクされているページからたどってくると、他のサイトがPotentialに追加されることがわかるとおもいます。
しばらく、その状態で運用します。Potential表には、自分のBlogをリンクしてくれているサイトが蓄積されています。これをAuthに入れておきましょう。
もし、SPAMのサイトが合った場合は、banにチェックすることで、このURLを含むコメントやトラックバックを削除できます。また、このURLはブラックリストに追加されます。
"Auto Clean"を使うときは注意しましょう。たとえば、人気のある大きなblogサイトから沢山のトラックバックを受け取る可能性がある場合に、管理画面で"Auth"にチェックする前に、spam判定しコメントを削除してしまいます。
Posted by admin on 2005 12月 03 in Freesoftware and Open Source Software, 生活, b2evolution
なぜか、white listに入れているURLもリファラースパムに認定される現象が。
mysql> select aspm_ID, aspm_string FROM evo_antispam where 'http://mixi.jp/home.pl' like CONCAT('%',aspm_string,'%') LIMIT 0, 1;
+---------+-------------+
| aspm_ID | aspm_string |
+---------+-------------+
| 4160 | http:// |
+---------+-------------+
1 row in set (0.01 sec)
mysql>
これでは、すべてNGではないか。脱力。
ということで、皆様にはご迷惑をおかけしました...
いったい何が原因でこんなことになったのかは、追って調査します。
Posted by admin on 2005 11月 15 in Freesoftware and Open Source Software, 生活, 書籍
創業者の影響力はDistributerでは強いものだ
先週、SuSEの創業者Hubert Mantel がSuSE/Novellを離れた模様だ。2004年の買収から1年以上たってのことだが、いったい何があったのだろうか。
2004年から2005年を振り返ってみると、Linuxディストリビューションがエンタープライズ向けに大きく舵を切り、それが定着してきた一年とみることができる。おそらくHubert Mantelが13年前(つまり90年代前半だ)に操業したときとは、ビジネスもそして求めていく技術も大きく変わってきただろう。
90年代前半といえば、91年のLinusによるLinux開発のNetnews投稿やTurbo Linuxの前身となるPacific Hi-Techの操業、92年のSuSEやRedHat Linuxの操業、Windows 3.1の発売など、新しいコンピューティングの黎明期だったといってよいと思う。この時期、インターネットの可能性とフリーソフトウエアの理念とあいまって、IT業界へと自分自身のキャリアの舵を切ったものだ。
一方で、2000年前後に訪れたネットバブルの崩壊やディストリビュータにおける勝敗(これは崩壊前に上場して資金を確保できたかどうかに大きく左右されている)によって翻弄された人も多数ある。TurboLinux創業者のCliffもあのとき去っていったし、RedHatの経営陣も創業時から見れば一新されているといっても過言ではないだろう。VALinuxも業務を大きく変え、SuSEも変わった。
Posted by admin on 2005 11月 13 in Freesoftware and Open Source Software, 旅行
国際学会に参加
11月8日から10日の3日間、上海で行われたIWFST-2005(International Workshop on Future Software Technology 2005)に参加してきました。
主催は SEA (Japan) and UNU-IIST (Macau)で、8つのワークグループに分かれての議論を行いました。もちろん私が参加したのは、OSSのグループ。(最後のWrap−UPでは、WG名称をFree/Libre/Open Source Software:FLOSSと改称していました)
参加者は総勢80名くらいだったそうで、FLOSSのグループにはFSIJのgNiibeさんやHironobu SUZUKIさん、韓国のHuen-juk KIMさんなど12名の参加がありました。
様々な議論を行いましたが、最も印象に残っているのは、gNiibeさんがまとめられたKeyword "More Developers for more freedom!" です。
そのほかには、IPAのSECから参加された方が、ソフトウエアエンジニアリングについてWG参加されてました。IPA SEC成果の発表
今回、OSSだけでなく、Formal Methodやエンピリカリソフトウエア工学など聞き慣れない用語も学べて大変有意義な参加となりました。
一つ心残りは、今シーズンの上海蟹には、あまり縁がなかったことです。
Posted by admin on 2005 11月 13 in Linux
やっぱり聞くって重要
昨日、12日には東京Linuxユーザーズグループ(TLUG)のテクニカルミーティングに参加してきた。TLUGに初めて参加したのは、たしか1997年くらいで、山形浩生さんとか、TurboLinux創業者のCliff Millerさんも参加してました。E.S. Raymondが東京に来たときも一緒に宴会してましたね(彼のサイン入りの「伽藍とバザール」はちょっとした自慢です)。
かなりのブランクを経て、4年ぶりくらいに参加してみたら、ほとんどのメンバーが入れ替わっていました。TLUGは日本で最も古いユーザグループで、東京に駐在しているエンジニアーが中心メンバーになっています。今回は、25名くらいの参加者があり、その中で私の知っていた方は、アルベルト富田さんや逸見さんなど、ごく少数でした。
今回のテーマは、SubVersionとGentoo Portage。どちらもある程度使っていたり、話しには知っていたのですが、具体的に聞くのとは大違い。漠然としか知らなかったリポジトリ管理の方法など、大変役に立ちました。ジョークを交えた楽しい講演で、3時間半たっぷり楽しみました。
読者の方は怪訝におもわれるかもしれませんが、TLUGのメールおよびイベントでは英語で交流がされています。私見ですが、N*VAに行くよりよっぽど収穫があるとおもいますよ。無料だし。:)
Posted by admin on 2005 10月 24 in Freesoftware and Open Source Software
Posted by admin on 2005 10月 12 in Freesoftware and Open Source Software, 書籍
「OSSはtechnologyではなくmethodology〜培うべきは技術論ではなく方法論」
わたしが講師を務めている神戸情報大学院大学(KIC)において、私のインタビュー記事が先月末に掲載された。小一時間ほど様々なお話をインタビューアにさせて頂いた中で、話のエッセンスを抽出して記載されている。
今回、とくにお話したことは、
OSSとは、新しい技術(technology)ではなく、どうやって技術を作り出すか、どうやって技術をメンテナンスしていくか、ひいてはどうやって仕事していくかという方法論(methodology)だと考えています。
という部分に集約されているとおもう。
Posted by admin on 2005 9月 27 in Freesoftware and Open Source Software, 書籍
買わなかった本
本日、久々に洋書コーナーに行ってみて、気になった本がいくつかあった。
- Scalable Input/Output: Achieving System Balance (Scientific and Engineering Computation)
システムのバランスを考慮した場合、入出力とCPUパワーのバランスが重要になってくる。それに関する書籍。 Advanced Programming in the Unix Environment (Addison-Wesley Professional Computing Series)
本書の説明は不用だと思うが、ハードカバーで927ページ。5cm厚2kgはあろうかという重量級である。この版は、先月に発行された。- The Intel Microprocessors: 8086/8088, 80186/80188, 80286, 80386, 80486, Pentium, Pentium Pro Processor, Pentium II, Pentium III, and Pentium 4
本書は、1991年に初版が発行され、改版され続けているインテルCPUの解説本。今年で7版である。ここまで続くとすごい。 - Perspectives on Free and Open Source Software
本書は、オープンソースソフトウエアおよびフリーソフトウエアのムーブメントが今どうなっていて、今後どうなるのか。科学的な視点からの分析により解き明かすものである。今年6月発行。
Posted by admin on 2005 9月 27 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, 書籍
OSの教科書
オペレーティングシステムの教科書は数々ある。その中で、Linuxを意識したものも多数あるわけだが、本書はその一つである。
operating systems with linux (john o'gorman;palgrave;2001)
本書の特徴は、理論の解説と実際を対比させながら記述していることである。実際に読んだ感想はまた別途記述する。
本書は、28.99ポンドという価格がついているが、神保町の三省堂では2573円と結構お得な値段で販売していた。
Posted by admin on 2005 9月 21 in Linux
AMD Geode LX
新しいCPUモデルがでると、LinuxカーネルのCPU判断がちゃんと動作するか、あるいは、起動時に適切な設定がされるか、チェックせねばならんな、と思うのである。でも、ハードを入手しないと試験できないのである。
まずは、データシートを入手して、コード上でチェックである。型番から見るに、Geode GXコアや5530Aのバリアントのように見えるので、オリジナルのドライバを書いた私の責任なのだ。っていうか、AMDにちゃんと挨拶いって、情報送ってもらうのがいい気がしてきた。
Posted by admin on 2005 9月 21 in Linux
パッチをもらう
beeさんの「日記。」から。
たまたま、「Geodeのドライバが動かないぞ、うら。」という英語のメールが届いたので、再現実験をしていましたら、2.6.12.5でCassiopeia Fiva 101でうまく起動しない。はて、なにが問題だろうか、とkdbを入れて探って見る。udevまわりで不具合がおこって、/dev/tty?が無くなって、コンソールにアクセスできないという状況の様子。gettyがデバイスにアクセスしようとしてもデバイスがなくて、ロックされている、というような状況になっている。
正直、その辺よりまず、もとの問題に取り組みたいので、検索エンジンでほかに同様の事象がないか検索してみたら、beeさんの「日記。」に気付いた。Fivaユーザで、「カーネルにパッチを当てて使っているが、報告先がわからん」という内容。ということで、その辺の作者で、自分でカーネルに反映してもらったので、「そのパッチください。取り込んでメインラインに取り込んでもらうから」というお願いをした。
再現実験にたどり着く前の問題は、「udevを使わない」でとりあえず後ろ向きに解消。で、そこで息切れして、まだ再現試験をしていないぞ。いかんいかん。
先に、beeさんのパッチを見つつ、修正を確認した。手元では、問題を吸収できたとおもうので、今週末あたりにパッチの形を整理して、kernel MLに投稿する
予定。
MediaGXmとかcs5520とかのマニュアル
彼の「日記。」では、
どなたか、MediaGXmとCS5520のデータシートがありましたらコピーを頂けないものでしょうかねえ。
ということですが、結構苦労して、MediaGXmのデータシートを入手してあり、保管しています。
Posted by admin on 2005 9月 14 in SymbianOS, Freesoftware and Open Source Software, モブログ, b2evolution
MMSを使ってMoblogする話し
実は、このサイトで使っているblog ソフトウエア b2evolutionには、Moblogの機能があった。
ただし、通常考えられている方法とは、ひと味違う。
グローバルのGSMの世界では、WAPが一つの標準となって世界中で同じ機能が使えるようになっている。同様に、メールも、ショートメッセージ(SMS)と、マルチメディアメッセージ(MMS)という仕様が規格化され、広く使われている。
グローバル携帯を歌うようになった3GのVodafoneも同様である。
Posted by admin on 2005 9月 13 in Freesoftware and Open Source Software, b2evolution
本サイトで使用しているb2evolutionにXML-RPCの脆弱性。7月に発見されており、対策していたが、完全ではなかった。
パッチはここから入手できる。すでに、この脆弱性を利用した攻撃が見つかっているようだ。
Posted by admin on 2005 9月 08 in Freesoftware and Open Source Software
人間、「何としてでも結果を残す、言い訳は絶対しない」という意気込みを持って仕事をすると、ものすごく強くなれる。
おっしゃるとおりである。
吉岡さんが指摘されるとおり、言い訳をしない、働き方はすばらしい。
これで思い出した者がある。昔の上司が書いたらしい文章。彼との仕事ではいろいろ苦労はしたが、苦労から教わるものは多かった。
原典は、新橋のどこかの居酒屋に貼られているんじゃないかな。
Posted by admin on 2005 9月 07 in Freesoftware and Open Source Software
OSS貢献者賞 の 海外在住の推薦者・候補ですが、今年は残念ながら選ばれませんでした。でも、来年は可能性かなりありじゃないかなぁ。今回海外在住者の推薦があったみたいだし、海外からの旅費を賞の来年度予算でちゃんと考えるはずだ。本当は国内の人も宿泊費を考えてもらえると良かったというのは、まつもとさんのBLOGでもでてたけど。
ま、来年になって、来年の審査委員がどう判断するか、ですけどね。
一般論としてですけど、第1回は賞の知名度を上げないといけないので順当と思われる人になって、一般ピープルが知らなくても本当に発掘して表彰すべきような人は、第2回に出てくると思っています。
Posted by admin on 2005 9月 05 in Freesoftware and Open Source Software
青森OSSランド推進事業
今年度、来年度の2カ年計画で、青森県による青森OSSランド推進事業が進められています。OSSに対応できる技術者を育成するだけでなく、産学官の協議会をつくって、普及啓蒙、推進をおこなうというもの(第一分野実施計画、重点推進プロジェクト)。
昨年度に経済産業省、総務省が参加して「日本OSS推進フォーラム」(リニューアルしたページ)が設立され、それなりの実績をあげてきていることを睨んでの、事業化ではないかとおもう。
東北地方出身の私は、こういった地方の動きは、ディジタルデバイドへの挑戦、地域経済の活性化といった緊急の課題へのプラスの動きとして、大変注目している。注目しているだけでなく、私にも役割を頂戴した。
9月22日のあおもりOSS推進協議会 設立イベント、「OSS推進フォーラム」で講演をさせていただくことになったのである。
日本OSS推進フォーラムで1年半、働かせていただいたのであるが、そこで見つけたノウハウや取り組み方法、そして今後に向けた動きをお伝えしたい。また、昨年度から中国や韓国のメンバーと付き合うことが増えたのだが、中韓の熱気のようなものを同時にお伝えしたい。
いま、まさにその準備のために時間を費やしている。出張中、会議がはやく終われば、原稿を書いていたのである。
ところで、ただそこにある情報をお伝えするだけでなく、参加される方に何らかの確信やヒントを得ていただけるよう、参加される方の立場で考えてみようと、今回は思っている。
自分の両親も、東北地方のあるしがない地方都市で商売をやっているわけで、そんな立場だったらどうなのか、そんなことを脳裏において進めたいとおもうのである。産業として成立するためのエコシステム、こんなことも念頭においてみたいのである。
Posted by admin on 2005 9月 05 in Linux
UTF-8 localeに切り替える
EamcsをUTF-8 localeに設定するのは、比較的簡単だ。
(if (equal (getenv "LANG") "ja_JP.UTF-8")
(progn (set-language-environment "Japanese")
(set-default-coding-systems 'utf-8-unix)
(set-keyboard-coding-system 'utf-8-unix)
(if (not window-system) (set-terminal-coding-system 'utf-8-unix))
)
(progn (set-language-environment "Japanese")
(set-default-coding-systems 'euc-japan-unix)
(set-keyboard-coding-system 'euc-japan-unix)
(if (not window-system) (set-terminal-coding-system 'euc-japan-unix))
)
Posted by admin on 2005 9月 05 in Freesoftware and Open Source Software, 書籍
うっかりしていた。Vol4がFascicle2として出ていた。
The Art Of Computer Programming, Fascicle 2: Generating All Tuples And Permutations (Art of Computer Programming)
Ottawa Linux Symposiumでオタワにいたときに書店で見つけて、即購入した。
ところで、さらに7月末に発売だったらしい、これも買わなくてはならないだろうか。
The Art Of Computer Programming, Fascicle 3: Generating All Combinations And Partitions (Art of Computer Programming)
Donald Ervin Knuth (著)
Posted by admin on 2005 8月 24 in Linux
qemuでネットワークを使う話し
qemu -hda linux.img
のように特に指定をしなかった場合、
/etc/qemu-ifup
があると、TUNインターフェースをつかう。TUNインターフェースはデフォルトではルート権限が必要だ。同様に、-user-net
オプションを指定すると、ユーザ権限ですべて動作する。qemu内部でdnsもnatもsambaも処理する。
ちなみにわたしの/etc/qemu-ifupは
~$ cat /etc/qemu-ifup
#!/bin/sh
sudo -p "Password for $0:" /sbin/ifconfig $1 172.20.0.1
sudo sh -c "echo "1" >/proc/sys/net/ipv4/ip_forward"
sudo /sbin/iptables -F -t nat
sudo /sbin/iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE
sudo /sbin/iptables -t nat -A POSTROUTING -o ppp0 -j MASQUERADE
sudo /sbin/iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth1 -j MASQUERADE
sudo /etc/init.d/bind reload
となる。
sudoを使うので、/etc/sudoerの設定が必要。qemuは/dev/net/tun
にアクセスに行くので、udevの設定で権限を変更する必要がある。/etc/udev/
にそれらの設定があり、/etc/udev/permissions.rules
を以下のように変更することになる。
#TUN
SUBSYSTEM="misc", SYSFS{dev}="10:200", MODE="0666", GROUP="root"
Posted by admin on 2005 8月 06 in Freesoftware and Open Source Software
Emulator qemuをつかって
オプションの依存関係をよく理解しないまま、互いに矛盾するオプションをしたらwarningが表示されるわけでもなく、何となく動作する。いざ、その機能を使おうとすると、SEGFAULTを起こすというわけ。
実際に指定したのが、
qemu -hda win2k.img -redir tcp:10022::22
のような指定。実は、-redir
オプションは、-user-net
オプションに依存したオプションなのだが、このことをhelpやマニュアルにはあまり親切に書いてあるわけではない。
それより、fault toleranceのことを考えてないことが重大。リンク先のBug Trackにも同様の問題が報告されているが、添付されているpatchはSEGFAULT発生場所での対症療法にとどまっている。
実際の所、起動時のオプション解析および初期化部分の水際で、ちゃんと整合性チェックをすることのほうが、より大切だと考えた。
そこで、ソースコードをダウンロードして、修正にかかったわけだが、おもわず「ぐぅ」となってしまった。
Posted by admin on 2005 7月 22 in Linux
transparency
minimal user interactio
unmodified appli function
storong key managemnet
p.uggable PKI
gnuPG tPM
linux kernel keyring
performance
bult encryption done inside kernel
caching
flexibility
accomplished through policy
"Encliped by Default" concept
"enterprise encryption needs"
-DM-cyrpt
everything cript, key-> block
-CFS
rpc base, overhead
-EncFS
context sw overhead
password based key
key-> mount granuality
-Reiser4 security plugins
mil grade security
remain within security domains.
eCryptfs design concept
HMAC's
Per file context
openPGP-ish format
bulk encryption in kernel
PAM module
Kernel keystore
dynamic integrity verification
必要なときに必要なだけチェック。でかいファイルを全部チェックするとパフォーマンスつらい。
read errorとしてみえる。
per file
-> backup is good. other solution is not fit to backup
underlying file format
-> patterned after RFC2440(OpenPGP)
header should rewrite when every append and trancate
efficiency
asynchronous kernel cyrpto API
dynamic integrity verification
only encrypting files that need encryption
in-kernel solution
Components
Kernel VFS module
- 8000 line code
- top of arbitary fs
- invokes the key manager via keryring service
key manager
- userspace application
- policy parser/generator
- provides a pluggable PKI API
Interface daemon
invoked by the key manager
- prompt the user (crypt or not, keypahase)
Integration w/ PAM
pam_ecryptfs.so module
-> login passpharase
Trasted Platform Module module(TPM)
hardware managed system key
USB key drive
Window manager integration
Posted by admin on 2005 7月 21 in Freesoftware and Open Source Software, 書籍
Posted by admin on 2005 7月 21 in Linux
io schedulrer 21/jul 2005
4 scheduler selection
when boottime, runtime
deadline. Anticipatory scheduler(AS), fair queuing(CFQ), noop
Motivation- is AS the problem?
extend AS
project goal
customized dynamically adopted service
testing AS → multi client make run time large.
thoughput vs. run time
CAS
cooperative AS
evaluation
ext3, similar on xfs
2.6.9
FFSB worlload generator
Flexible File System Benchmark
profiles simulating web, mail, file and seta data operations.
100,000 files, 4-64kb
decice based on group of process
Posted by admin on 2005 7月 21 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
OLS初日
初日は、次のセッションにでた/出る予定。
- A 2.6 Kernel Roadmap
- The BlueZ towards a wireless world of penguins
- Hotkey, Vide Control, Suspend/Resume --Oh,My! -- Recent advancement Linux/ACPI
- TWIN: An event smaller window system for even smaller devices
- Automated BoardFarm: Only better with Bacon
僕としては、2つめのACPI4Linuxのセッションが今回の目玉だったので、大変楽しみであった。
当然、思っているところを質問してみたりした。ホットキードライバは、一般化したドライバをRyuming Yuが作っているが、他のドライバは、ホットキーだけではなくデバイスの制御も行っている。これも一般化したドライバを作った方が良いと考えているのだ。この件は、前向きに考えてくれそうだが、たとえばワイヤレスのOn・OFfはワイヤレスのドライバが制御すべき事項とも考えられるため、慎重に考えて進むべき戦略を選ぶべきなようだ。
今後、ACPI V3.0の実装が必要になってくるので、やるべき事、参加できることも多数ある。
Posted by admin on 2005 7月 09 in Freesoftware and Open Source Software
Re:未来のいつか/hyoshiokの日記
- atsushifx @ 18:17
「中身をいじれる自由」というのは絶対必要だと思うのだけど、中身をいじれる人になるには、昔はメインフレーマーに就職するしか道はなかったし、90年代は米国のベンダーに就職してシリコンバレーに行くしかなかったのだけど、21世紀は、OSS開発者になれば中身をいじれる人になれるではないか、というわけで、OSSの開発者になろう、それは、楽しいから、
未来のいつか/hyoshiokの日記ちょっと恣意的な引用ですが。
はっきりいって中が見れるというのは楽しいです。それも、すっごく。
ソフトウェア技術者ならOSSに触れたほうが絶対良いですよ。
わたしは、彼のこのオリジナルの日記を見ながら、Mozillaの公開やOSSの誕生に向き合って、確信して、いろいろあったがOSSな仕事のために会社を利用してやろうと思ったのですよ。
いまや、彼と毎週や毎日や、月に何回も仕事をともにするようになるとは、あるいはコミュニティの活動をともにしている。
世界は、広くて狭いのだと、つくづく思うのです。
そのころ何を感じて、何をしていたか、日記やBLOGのような記録がほとんど無いが、その時代の東京Linuxユーザグループ(TLUG)の記録やProject BLUEのメールアーカイブに、そのころの思いが残されているようだ。
Posted by admin on 2005 7月 09 in Freesoftware and Open Source Software
大変気になりながらも、今週の毎日の宴会続きで、へたれていたのと、スタックしたワークアイテムに押しつぶされておりました。
OSSのムーブメントは、日本に10年、20年選手をもっと生み出すと信じています。
若手育成ということで、私のOSSな職場では30年選手には退職後再雇用でばりばり遣って頂いていたりしてます。
あと、論文を検索したら、コンピュータサイエンスのほとんどは、50年代から60年代に出尽くしていますね。原理原則の重要なところはほとんど50年前に生まれています。
ならば、若手と言われる皆さんはその50年分をちゃんと大学4年間で押さえて頂いて、最近のビジネストレンドを2年くらいで吸収していただきたいと思ったりするわけです。
遊んでいる暇はないのです。飲む時間は大事ですから、お天道様の高い間は、とても一所懸命に遣るほかないのです。
Posted by admin on 2005 7月 09 in Freesoftware and Open Source Software
皆様、カーネル読書会、お疲れ様でした。わたしは、出張先の関西から駆けつける予定だったので、間に合わないと思っていたのですが、意外と早く戻ることができ、最初から参加できました。
6時半現在で、あまり人が集まっていなかったので、ちょっとしたネタということで、OLSのスケジュールについて紹介しました。
岡島さんから、Plan9のファイルシステムを持ってくる話し(Glen or Glenda)など、面白そうなテーマについてコメントをいただきました。
あとからいらっしゃった方は、分からなかったと思いますが、私には有意義でした。
皆さん、ありがとうございます。
Posted by admin on 2005 7月 08 in Freesoftware and Open Source Software
Today I am asked by my coleague about IBM-SCO fight. "Oh, I don't know, I didn't update and watch it" I said. But now I found the new news at News.com....
あれ、そういえばSCOの裁判ってどうなったんだっけ。 おおかたの人の感想は、そんなもんでしょう。今週、新しいアップデートがニュースサイトにあがりました。そうです。後半期日が今年11月1日から、来年2月27日に延期されたのです。
U.S. District Court Judge Dale Kimball reset the trial date to Feb. 26, 2007, in SCO's lengthy and contentious legal battle against IBM, which focuses on allegations that the computer maker infringed on SCO's intellectual property. Previously, the trial was scheduled to begin on Nov. 1.
なんということでしょう。BSE問題ではアメリカ牛が食えないという状態が続いているために、記憶が廃れることはなかったけど、SCOの裁判の行方のことはすっかり忘れていました。
裁判所は、SCOの希望したIBMの会長Sam Palmisanoに証言させることを認め、IBMにその準備のための時間を与えるべく延期したということらしい。
Posted by admin on 2005 7月 08 in Freesoftware and Open Source Software
このBlogサイトで、AntiSPAMツールを使って、比較的地道にリファラーを踏みにくるアダルトサイトや薬売りを撃退すべく、ドメインを登録しているのだが、3ヶ月でとうとうブラックリストが2300個を超えた。
管理画面にすべてのブラックリストがでるようになっているのだが、いちいちselectしていてはDBMSも負荷がかかるし、ブラウザへ表示するのも遅い。このインターフェースは改善の必要があるようだ。
すでに、ソフトのバージョンは、末尾のリリースが一つあがっているのではあるが、バージョンアップ方法について、調べる余裕がなく、セキュリティアップデートを手動でかけているほかは、いまのところ変更できないというのが正直なところだ。
このBlogでは、右側の統計リンクをたどることで、最新のリファラーや、検索キーワードをみることができる。くれぐれもSPAMリンクにはご注意を。
Posted by admin on 2005 7月 08 in Freesoftware and Open Source Software, 書籍
マルチリンガル環境について勉強するとなると、90年代では、マルチリンガル環境の実現(1996年、錦見美貴子、高橋直人、戸村哲、半田剣一、桑理聖二、向川信一、吉田智子 著、プレスティングホール)くらいしかなかったとおもった。惜しむらくは、本書はすでに絶版である。
Posted by admin on 2005 7月 08 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, Input Methods
家族のDebianマシンにもATOKを入れた。手順は確立していたはずなのだが、いくつかTipsがあることに気がついたので、記録を残したいと思う。
apt lineを追加後のインストール方法。
ATOKのCDをマウント後、
#apt-get install iiimf-htt-xbe iiimf-htt-server \ iiimgcf iiimf-client-el atokx2
とする。
.xsession
の記述
Posted by admin on 2005 7月 06 in Freesoftware and Open Source Software, Input Methods, 書籍
田畑さんから、
自然言語処理の教科書を適当に見ていただければ(内容がわからなかったら、基本的な項目の年代を見てください)読み取れると思います。
というアドバイスがあった。実際、文字検索関係では、Boyer-Moore法やKnuth-Morris-Pratt法あたりを20年くらいまえに月刊アスキーの1986年くらいのやつのByte誌あたりの翻訳記事で勉強した覚えがあるが、さすがに中身までは覚えていない。ちなみに、ASCII Vol10,#12 Dec. 1986に掲載された「インタープリタの設計と構築」の記事をスキャンしたのが手元にあったりして、昔はよい記事を保管するのも大変だった。いまは、PDF化されて再利用できて、便利になったものだ。
Posted by admin on 2005 7月 06 in Freesoftware and Open Source Software, 書籍
マルチリンガルで動くソフトウエアを真剣に考え始めると、アジア各国の文字について考えることになる。手始めには、「CJKV」(Ken Lunde 1998/O'Reilly、邦訳「CJKV日中韓越情報処理」(2002)を購入して勉強することになる。ついつい漢字や語彙の多さや入力メソッドの複雑さから、日本語が一番難しいだろうと思ってしまいがちだ。
そんなとき、「文字符号の歴史 A history of character codes in Asia」(三上喜貴/2002 共立出版)を見たら、他国の言語のもつ複雑さに驚愕するだろう。
Posted by admin on 2005 6月 28 in Freesoftware and Open Source Software, Input Methods
コードを見ていただいてCanna, FreeWnnに対してAnthy以降の変換エンジンのアーキテクチャががらりと変わってることに気付いていただければ幸いです。
特許周辺では、重要なアルゴリズムは80年代のAIブーム以前に開発されており、AIブームが冷めて以降に応用が発展したというのが現状のようです。自然言語処理の教科書を適当に見ていただければ(内容がわからなかったら、基本的な項目の年代を見てください)読み取れると思います。
CannaとAnthyを読み比べてみています。パトリシア・トライについて調べてみるか、という気になります。:)
まだまだ見始めですから、まだまだ何もいえません。
Posted by momokuri on 2005 6月 27 in Freesoftware and Open Source Software
以前,Mozilla Calendarで遊んだことがありましたが、もう少しいろいろ調べてみました。
コメントをいただいたのは、KOrganizerのほうが軽くてよい、というもの。
また、
PHPicalendarを使えば、参照するだけなら、ブラウザから簡単に参照できる。ログイン機能もあるので、セキュリティも大丈夫らしい。
Posted by momokuri on 2005 6月 20 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, Input Methods
Just SystemsのATOK for X2を買ってきて、Debian GNU/Linux(sarge)に入れると、実は、うまく動かなくて身もだえすることになる。
というのは、Debianに入っているatokx2パッケージは、iiimf
パッケージの面倒まで全部見てくれるようになっていないから。そして、Debianに標準で入っているiiimf
のバージョンがAtokX2には古いから。ATOKXは動くと思う。
また、Emacs用のクライアントの開発が最近までとまっていたので、AtokX2のCDに添付されているiiimf
であってもEmacsでは動かない、ということが起こる。
Posted by admin on 2005 6月 13 in Freesoftware and Open Source Software
Mozilla Calendarにはまっている。Linux 版の download は、ここから可能
Webdavでicalファイルを共有する形で、スケジュール共有を実現するのだが、アクセス権については、きめ細やかに実現するのは難しそうである。
標準規格によってiCalendarはUTF-8フォーマットとされているので、地域化の問題は少なく、すぐに使える。
しかし、webdavサーバをたてるのに、苦労してしまった。よく考えたら、apacheで mod_davを使ってサーバを設定するのは、初めてかもしれない。
Webdavサーバの設定については、ここのサイトを参考にした。
つかったapacheのバージョンは諸事情により1.3系であった。
また、MS outlookからの移行についても検討を開始した。
Posted by momokuri on 2005 6月 06 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, Input Methods
先日のCodeFestでの私の収穫をまとめておく。
収穫
IIIMF Documentation project
IIIMF document about interface and protocol is quite obsolete. I have tried to update protocol document.
- Internet/Intranet Input Method Protocol Ver.3 RC1
- add 7 functions and remove 1 function
- add 3 general description.
Linux ACPI Hotkey/Video Driver hack
Dacrot Bruno のACPI Videoドライバにより、レッツノート制御可能な手法を開発した。
# echo 4 > /proc/acpi/vide/GRFX/DOS # i810switch init
ただし、i810switchは独自修正必要。
Posted by momokuri on 2005 6月 06 in Mobile and PDA, Freesoftware and Open Source Software, 生活
以前、ノートPCの発生する熱が、睾丸の機能を低下させる危険性などという記事や、単純にやけどという記事がSlashdotで話題になったことがあるが、今回は姿勢の話。
恥ずかしながら、CodeFestのあと、腰が大変つらくなって、行ってきました「てもみん」。家の近所にあるので、気軽に行けるのがよいですね。この気軽さが、カイロプラクティックなどにはない特徴で、これがビジネスモデルとしての差別化要因と思いました。従来、あまりマッサージなどに行かなかったユーザを取り込んでいます。同様の戦略をとっているのが、「QB」1000円床屋さんですね。
それでその「てもみん」で、いわれてしまいました。「疲れをためすぎです」、と。CodeFestでノートパソコンで同じ姿勢で作業をしていたので、それが大きな原因だろうと思っていました。大垣さんと同じことを身をもって実感した形です。
CodeFestでは楽にするために、HHKを持ってくる、マウスを持ってくる、液晶モニターの大きなPCを利用する、といった対策をしている人がいました。
積極的に外部デバイスを使うというのも、解決策なのだろうとおもいます。
Posted by admin on 2005 6月 03 in Freesoftware and Open Source Software, Linux, Input Methods
いよいよCodeFestに参加している。
今回は、まず第一にIIIMFのプロジェクトで、アップデートされていないドキュメントを更新するハックだ。OSSのプロジェクトは、ドキュメントを作って更新するというのが非常に重要である。多数の人がコラボレーションするとき、文書がプログラミングやユーザの利用を円滑にする効果がある。
Posted by admin on 2005 5月 27 in Freesoftware and Open Source Software
どこを引用しても、意図を正しく伝えられないので、全文引きます_o_
フリーソフトウェアの作者は、動機が個人的なことが多いので、趣味に走ってしまうことがよくある。その結果、機能は盛りだくさんだけど使い勝手やデザインがイマイチなものを作りがちだ。
そんな中、デスクトップ環境の雄KDEがユーザビリティの専門家と協調してKDEをより良くしようとしているという、なかなかいい話。
そう。ギークだけで寄り集まっていても良いものは作れない。コードも書かない人に言われたくはないなんて言ってないで、異分野の人からどんどん意見を吸収していきたいものだ。
ぼくは、自分の得意分野と異なると思う分野について、意見を吸収することに賛成できない。ある異分野について、複数の方が賛同されるような意見について、敬意を表することはある。
ドックイヤー(死語?)と言われたこの情報技術の産業に身をおくなかで、異分野の知恵を簡単に吸収できるとはとても思えないようになっている。吸収などとは身の程知らずもほどがある、と自ら言い聞かせたい。
プロジェクトが成功するとき、それぞれが技術リーダシップやプロジェクトリーダシップをとれる分野で忌憚ない意見を発し、またメンバーがそれを尊重するという場面を見る。また自らそのような場面に遭遇した。
プロジェクトが失敗するとき、優れた意見に耳を貸さず突っ走る技術者、あるいは評論家と化した手を動かさないリピータのようなマネージャ、モチベーションの落ちたスタッフに行き当たる。
私が「コードも書かない人に言われたくない」といういったとき、そこには「手を動かさない、プロダクティビティを感じられない人」の意見を尊重することは難しい。といった心持ちがある。g新部さんが「CodeFestをやろう」といって組織を動かしたとき、多様な人が応援し、心から賛同し、たくさんの人が集まる。
私はそういう人になりたいから、動く人でありたい。
Posted by admin on 2005 5月 26 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
Linux Symposium
が今年もカナダのオタワで7月20日から開かれる。
今年は、自腹を切って年休を取得して行くつもりだ。
この半年、全くと言っていいほどまとまった休みがとれていないため(出張が大杉ともいうが)、休み消化の良い機会だ。
などと言いつつも、CodeFestでサブで取り組むドライバの件で、MaintenerのDaveとACPIサブシステム担当のLen Brownに直談判(というかBOF)したいと思っているのだ。
ACPIのあたりを取り組むきっかけは、Good-DayさんのPanasonic Let's Noteのプロジェクトに協力したあたりからである。(実際には、Good-dayからお声がかかる前に、自腹でノートPCを買ったのが、パナソニックだったということなのだが)。
そこで本題。もちろんここまでの話題も重要だが、私にとっては、もっと重要な問題がある。
Posted by admin on 2005 5月 16 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
先日、若者と飲んできた後書いていて、どこかで耳にのこった言葉がぼろっとでたみたい。これは良くないな、、、と思っていたら、佐渡さんの
コードも書かない人に言われたくはない には、驚いた。なんという鋭敏なアンテナなんだろう。小飼さんの言いたいことも分かる、と思っている。
じゃあ、とっとと直しておかないか!自分。だが、一連の話しの展開にもっと議論を深めてみたい。というのは言い訳で、連日の宴会&BBQ続きで昨日まで気がつきませんでした。けど、なんか議論が広がっていていいじゃないか。
kinnekoさんが、荒れてきそうで面白い のなかで、客観的解説をしてくれている。
実際のところ、私自身、Momokuri'sのなかで、リンクしているいくつかのユーザグループサイトの管理や運営だってやっているのだし、仕事はといえばOSS部隊の設立、運営の戦略だったり、ビジネスモデルだったりするので、90%以上はコードを書かない人とコラボレーションだったりする。私はコードを書いている時間は5%以下であり、給料をもらって書いているプログラムはほとんどない。一応、仕事の一環になったのは、最近だとGood-dayとコラボレーションしているDesktop Debian for Panasonicのプロジェクトで作成した、Hotkeyドライバになる。
人材育成にまつわる悩み
そんな中で、私をさらに悩ませている課題がある。
ある人がいうに、OSSの人材というのは、2種類あるのだそうだ。
- 利用者人材
- 開発者人材
利用者には、エンドユーザだけでなく、システムインテグレータやソフトハウスでOSSのプロダクトを活用したシステムを提供している人も含まれるのだそうだ。一方、開発者には、OSSプロダクトを作り出す人材と位置づけている。
日本では、その開発者を増やしていく必要がある、というように議論が進むのだが、本当にそうなのだろうか。コンテストのようなことをすることが、本当に有効であるのか、今ひとつ納得いかない。
その一方で、開発者の中には、ここでの議論とはまた違った発言をされる人もいて、それにはなるほどと共感する部分がある。
たとえば、「コミュニティ活動がスキルを伸ばす」に伝えられている栗原氏がパネルディスカッションで述べている「自分自身でSeasarを利用してシステムを構築しており,またSeasarの専門家としてシステム開発プロジェクトに招かれるという利益もある。それだけでなく,技術者としてアーキテクトとして磨かれた。正直言ってオープンソース開発に参加する前は突出したアーキテクトではなかったと思うが,開発を行う中で技術的に『階段を上った』と思う瞬間があった。オープンソースの開発はキャリアのステップアップになった」ということに代表される意見である。
私は、OSSプロジェクトに関わることでステップアップしていくという感覚に、とても共感する。
僕が感じる違和感は、きっとその近傍にあると思う。北京のCodeFestやその直前に行われたDebian mini-Confでは、デベロッパーたちに熱気があり、知的にたくましい人たちがどん欲に知識とノウハウを吸収していく。このさまには、人と人とがFace-to-Faceでコラボレーションするときに発揮する作用のようなものを感じたのだ。だから、CodeFestのようなF2Fの開発のための場というものに、人の成長を確かに後押しするものを感じたのだ。
CodeFest Japan 2005は、コード書きだけのイベントではなく、ドキュメント作成ももちろん範疇に入るようだ。私もIIIMFのドキュメント関係で参加すべく声をかけている。
Posted by admin on 2005 5月 12 in Linux
いよいよ日本でも、CodeFestが開催される。開催に向け尽力されたg新部さんほか皆様に感謝したい。
わたしも、1時間ほどであったが、CodeFest 北京におじゃましたことがある。わずかな時間だったが、一緒に入り込んで、ぼくもコードを読んだりした。
そのときは、GLOBALというクロスリファレンスツールをつかったのだが、参加者のなかで、このツールを知らなかった人がいて、説明したら、便利そうで喜んでいた。
逆に、彼らが取り組んでいるデバイスなどを見せてもらって、ぼくもびっくりした覚えがある。
だからこそ、CodeFestを日本で開く応援をしたい、推進派になった。人材育成とか、日本発のOSSとか、コードも書かない人に言われたくはない。一緒に取り組んでいる仲間を増やすこと、同じ空間と時間を共有して、フリーソフトウエアの世界を確かに広げた実感を共有すること、それこそが醍醐味ではないか。
Posted by momokuri on 2005 5月 04 in Freesoftware and Open Source Software, Linux
Debianを採用、おもしろいことになってきました。
今までも、事業戦略として、フリーである物を使うことは、SIを事業として行っている物として、メリットになると主張してきましたが、その検証を始めるところに来ているように思います。
Posted by momokuri on 2005 4月 22 in Freesoftware and Open Source Software, 生活, モブログ, b2evolution
大垣さんのBlogサイトに刺激を受け、Blogサイトを開設しました。
b2evolutionというBlogツールを使っています。別に、Nucleusでも、CoreBlogでも良かったと思うのですが、なぜかb2evolutionになりました。
Posted by momokuri on 2005 4月 12 in Mobile and PDA, Freesoftware and Open Source Software, Linux
■[OSS] GIMP 2.2 for Windows
先週Nokia 6630(v702NK)で撮影した写真の加工するため、Gimpを立ち上げた。Windowsデスクトップのほうにも、Gimp for Windows バージョン1.2を入れていたが、そろそろ新しいのもあるだろうということで、バージョンアップしてみたい。
Gimp v2.2 for Windows、なかなか安定して使えるようです。昔は、GTK for Windowsが不安定で使えなかった印象だったのに。もしかすると、GTKもプラットホームユニバーサルなGUIツールキットとして使えるようになるのでしょうか。
■[OSS] ThunderbirdのRSSリーダ
ニュースを読むように、RSS読めてとても便利。
Posted by momokuri on 2005 4月 02 in Freesoftware and Open Source Software
Nokia 6630
実は、先週、SmartPhoneを購入した。Nokiaの6630(702NK)
FrontPage - Vodafone 702NK/Nokia 6630まとめ
ボーダフォン
ノキア・ジャパン株式会社 - 3G携帯電話、第3世代携帯電話だ。
こいつは、SymbianOS v8 series 60搭載で、いろいろアプリケーションが流通しているあたり、Palmっぽい感じがある。
海外出張が多く、レンタルの電話を借りるのも、なんだか面倒だったので、発着信料金がFOMAにくらべて、若干やすいVodafone 3GPPに少しだけ興味があった。
量販店で条件つきながら、1円で購入できるようだったので、導入してみた。
その条件というのが、Vodafone Live!とかいうキャリアの準備しているコンテンツサービスやテレビ電話などのサービスの基本契約を行う事、2年の契約をすること、アフターサービスとやらのいわゆるプレミアサービスを契約する事というものだ。実質、2年で電話機の市場価格分である約7000円になるという仕掛けだ。このNokia6630のSIMのキャリアロック無しだと6万ほどするわけで、遊んでみるには安いとおもったのだ。
Posted by admin on 2005 4月 02 in Freesoftware and Open Source Software, Input Methods
今日から、IIIMFのヘッドブランチのDebian パッケージのテストを開始。
IIIMECFの動作が変なので、困ってしまった。GTKクライアントは無事動いている。XIMブリッジはまだ動作確認できず。XMODIFIERSの値が変わったのかな。
IIIMECF
IIIMECFのUNIXドメインソケットサポートパッチを12月ころに作りました。メインストリームに入りました。
Posted by momokuri on 2005 1月 11 in Mobile and PDA, Freesoftware and Open Source Software
昨年のデブサミ二〇〇四に参加したが、妻は、お「でぶ」さんのサミットだと思っていたらしい。そんな、とても汗くさい気がするが、完全否定はできないか。京極夏彦の「どすこい。」ISBN:408747755X な世界?
今年は、2月3日4日青山ダイヤモンドホールにて開催されるが、残念ながら海外の出張中のため、参加できない。
自分的注目としては、近藤氏の「はてなの作り方」、風穴氏とまつもとゆきひろ氏の「なぜオープンソースでうまくいくのか?」、EJBとオープンソースのセッションがある。
http://www.seshop.com/event/dev/
Posted by momokuri on 2005 1月 09 in Freesoftware and Open Source Software
Swapd
Debianのswapdは、ちょっと古いようだ。
SourceForgeから、最新のバージョン0.4を取得して、debianパッケージを作成した。
swapdというのは、オンデマンドでスワップファイルを作る仕掛けだ。http://freshmeat.net/projects/swapd/
いまどき、これだけメモリが多量に積まれるようになると、スワップパーティションを律儀に切って使うというのは、意味が薄い。そこで、swapdの出番である。私の設定では、残り容量(free+cache+buffer)が300MBを切ったら、swapを追加する。
なぜ、これだけ必要かというと、ベータテストしている某ワードプロセッサアプリケーションが要求するからである。
OpenOfficeとATOKX 2.0
DebianでATOKX 2.0(最新)と、OpenOfficeを使うには、いろいろ問題がある。一番の問題は、SargeのOpenOffice.orgは、ATOKが要求するIIIMFのバージョンとの動作が不安定であり、実態上利用に耐えないからだ。sidの1.1.3だと問題がない。
Posted by momokuri on 2004 11月 16 in Freesoftware and Open Source Software
なんだか、講演する!って書いたら、お誘いいただいた。
あんまり無理すると、netaつくりで死ねるので、ほどほどにしなくちゃ。
通夜
ちょっとスケジュール無理していってきた。残ったほうは大変だけど、すこし休んで、また元気にやってほしいと願う。